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官邸崩壊

勧められてuesugi隆「官邸崩壊」(新潮社)を読んだので、軽く感想を。


とりあえず、読み物としてはなかなか面白かったのは確かで、ゴシップ的な人間模様が好きな方は楽しめるかと思いますし、組織の上層部に位置する方も、この本で示される失敗談には、他人事ではない現実感を抱かれるのではないかと思います。


マイナス点は、本を取った時に巻末に参考文献が明示されていない時点で既に予感はあったのですが、情報の根拠が全く示されていない事でしょうか。

文中でも、恐らくはこの人が書いたあの本からの引用だろうな、とは思っても、書名が明らかにされない以上は情報の信憑性に疑問符が付くわけで・・・。

更に、その割にはこの著者の妙な断定ぶりというか、むしろ大げさとも思える様な記述のせいで、その不安はますます増大しました。

これでは、「もっともらしく面白可笑しい事を書いてマスコミに取り上げられればそれでいいや」といった意図で書かれているのではないかと、邪推をしてしまいそうになります。


また、自分が偉そうな事を言うのもなんですが、著者は政治そのものにはあまり詳しくない感じがしました。

それはこの内閣が一年間に成し遂げて来た諸々の事についての著者の評価が、表面的で深みが無い、というよりもむしろ、そうした部分を他の評論家に丸投げしている印象を受けたからで、戦後の日本の政治史は勿論、国内政治と国際政治の複雑な絡み合いについては理解を諦め、ひたすら政治家を取り巻く人間関係にのみ執心している気がしたからであります。


結論としては、題材は硬派だけど内容はワイドショーって事で、それが好きな方にはお勧めの一冊です。

とりあえず、個人的には☆2つ。


以上、読んで頂いてありがとうございました。
今回はこれにて。


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テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

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