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ローマ関連

ドラマを観ている事もあって、Shiono女史の「ローマ人のMonogatari」(新潮文庫)のユリウス・カエサル関連部分をお盆の期間に一気読みしたのですが、それ以降も続きを少しずつ読み進んでおりました。


で、振り返ってみて、文庫の8巻から26巻までを読んだというと結構な分量のようにも思えますが、再読である上に一冊一冊がそれほど分厚くないので、一日一冊ぐらいは無理なく読めてしまい、それほど問題はありませんでした。

問題は、さすがに一気読みをしていると作者の癖が目に付いていい加減に嫌になってくる事で、特に作者もさほど思い入れが無さそうな皇帝ネロとそれに続いて1年間に3人の皇帝が即位した時代などの記述は少々うんざり。

深く検証されていない上に思考の飛躍が多く、言葉の使い方も文章の構成も問題が多いという感じで、特にこの作者の決まり文句「・・・であると私は確信している」が出て来る時ほど、その結論が胡散臭く感じられてしまうという拒絶反応ぶりに我ながらビックリでした(苦笑)。


とはいえ、ローマという魅力的な時代を適度に詳しく知るにはこの一連の作品が有用であることは確かで、以上の事は更なる期待を込めているが故の苦言とご理解下さいませ。


ちなみに、以前に読んだ時に密かに書いたレビュー↓。

>
>まず残念な点としては、表現力と構成力に多少の問題がある事です。
>
>逆に長所は、この作者がローマに掛ける想いの強さ。
>初期の頃はやや軽い箇所もあったのですが、特にユリウス・カエサルの登場辺りからは、作者が気が済むまで徹底的に調べ考えるという姿勢が文章から伝わって来て、とても素晴らしいと思いました。
>
>この長所に比べると、先に書いた短所は小さな瑕疵でしかないのですが、しかしだからこそ残念な気がします。
>
>
>ただ、この作者の癖のある言い回し(ある種の箴言)に馴染めない人にはお薦めできませんし、また、これは歴史小説なら何でもそうですが、全てを鵜呑みにして作者の解釈を史実と受け止めてしまいがちな方にもお薦めは出来ません。
>
>あくまでも、想像力豊かな小説家の手による古代ローマの物語、といった認識で、お楽しみ下さいませ。
>


この時に比べると少々評価は下がって、5段階で☆3つ程度ですが、大枠の印象は変わっていないのが面白いですね。



そんな感じで、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。


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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

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