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CL決勝雑感。

今更ですが、クラシコの話をする前に書いておきたいと思ったので、半年前のチャンピオンズリーグ決勝のお話をば。


■スタメン

キーパーはナバス。
DF右からカルバハル、ヴァラン、ラモス、マルセロ。
中盤底にカゼミロ、その前にモドリッチとクロース。
トップ下にイスコ、2トップにベンゼマとロナウド。
基本は4-3-1-2で、守備時にイスコがサイドハーフの守備に入りフラットな4-4-2になる時も。

キーパーはブッフォン。
DF右からバルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ、サンドロ。
中盤右からアウベス、ピヤニッチ、ケディラ、マンジュキッチ。
トップ下にディバラ、1トップにイグアイン。
守備時はこの4-4-1-1が基本で、攻撃時にはサンドロを中盤に上げマンジュキッチを前線に押し出した3-4-3と考えると分かりやすいかと。


■点を取る形

ユベントスは、ボヌッチから前線左サイドのマンジュキッチを狙ったロングボールを明確に狙っていた印象があります。そして得点シーンも、ロングボールを受けたのはマンジュキッチではなったもののゴール前でボールを繋いで、最終的には彼がシュートを決めたのだから、まずまず計画通りと言って良かったかと。

ただ問題は、このメンバーの中で潜在能力が抜けているディバラを活かせなかった点にあったのかなと思います。ハーフウェイラインまで戻って組み立てに加わる場面が何度かあり、そのセンスは流石だなと思わせるものがありましたが、ゴールから遠いこんな位置でプレイしてもなあ……というのが正直なところでした。

対するレアルはロナウドに点を取らせる形が明確で、守備面での怪しさを補って余りある形になっていました。とはいえこれは結果論と言えば結果論ではあります。以下、レアルについて。


■ジダン監督

この試合でも、中盤の守備という点では色々と怪しい場面がありました。またシーズンを通して振り返っても、変なところで負けてしまったり調子が上がらない時期もあり。監督にも、多くの人が首を傾げたくなるような奇妙な采配が何度かありました。

それでも、勘所は外していないという印象で。この試合でも失点の危険性は(中盤の守備の緩さの割には)あまり感じませんでしたし、シーズン二冠を達成しましたし、采配の失敗が尾を引くこともありませんでした。

グアルディオラ監督と比較すると解りやすいと思うのですが、彼が消化試合を除く全ての試合で完璧を目指そうとするのに対して、ジダン監督は何と言うか、失敗できる時には失敗しているという印象があります。それが結果的にはタイトル獲得に至る安定したルートをもたらしているという気がします。

これは考えてみると、とてもバルサらしい、とてもマドリーらしい在り方に思えます。会長の存在も含めた、ラポルタ政権下のグアルディオラ、そしてペレス政権下のジダンという対比には、色々と考えさせられるものがありますね。


■個人と組織

グアルディオラ監督の登場以来、個人と組織のどちらが大事かという問いは複雑さを増しました。つまり、並外れた個人を活かすためにトップレベルの選手達が組織を作れば最強ではないか、という主張が結果と共に提示されたからです。

しかし組織の複雑さは年を追うごとに高まり、その完成度の前には、世界最高レベルの個人であっても単独では突破が不可能に思える域にまで至りました。

つまり、ビッグクラブであろうとも欧州での戦いを勝ち抜くためには、緻密な組織の構築と、同時に超一流の個人を確保するのが必須となりました。

この試合を観ていて、やはりメッシとロナウドを擁しているバルサとマドリーの優位性を思わずにはいられませんでした。更に、この両クラブは二人の後釜とも言えるネイマールとベイルをも擁していました。あれから半年が過ぎた今、片方はチームから去り、片方は怪我が絶えないからと放出候補にさえ名が挙がりかけていますが、この時にはそんな風に思ったのでした。


■CLの行方

事実、この四年間は両クラブが優勝を分け合っています。そう言うとマドリーのファンからは不満を言われそうですが、四年間に三度の優勝を誇るマドリーも、そしてバルサも、お互い永遠のライバルを直接下しての優勝はありません。それどころか、以下のような事実があります。

2017年:バルサを破ったユベントスを決勝で下してマドリー優勝。
2016年:バルサを破ったアトレティコを決勝で下してマドリー優勝。
2015年:マドリーを破ったユベントスを決勝で下してバルサ優勝。
2014年:バルサを破ったアトレティコを決勝で下してマドリー優勝。
2013年:マドリーを破ったドルトムントを、バルサを破ったバイエルンが決勝で下して優勝。
2012年:マドリーを破ったバイエルンを、バルサを破ったチェルシーが決勝で下して優勝。

なお2011年は、準決勝でクラシコを制したバルサが優勝しています。今シーズンもこの流れが踏襲されるのか、それともスペイン以外のリーグから5年ぶりに優勝クラブが出るのか。

もちろん相手のある勝負である以上は、他のクラブの動向にも左右されます。特に今シーズンは各国で、クリスマスの時点でリーグ首位を独走しているクラブが多く出ています。マンチェスター・シティ。バイエルン・ミュンヘン。そしてパリ・サンジェルマンといった顔ぶれを相手にすると、スペインの二強であっても勝負は予断を許しません。

それでも、そうしたクラブの側からすればやはり、この二つのクラブの動向が気になるのは間違いないと思います。単にリーガ・エスパニョーラの優勝の行方を左右するに止まらず、CLの行方にも影響しかねない両チームの対決が、先日行われました。いわゆる、クラシコです。


■つづく

明日か明後日に書けると良いなぁ……(書けなかったらごめんなさい)。

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コメント

No title

突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒b--n.net
でブログをやっているさくらといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^

Re: No title

全体的にですが、特に
>「やってもいいよ」という方は
という部分は不特定多数に対する定型文としか思えず。
コメントを削除はしませんが、相互リンクはご遠慮させて頂きます。
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