大人向けの漫画とは?

冷蔵庫の残り物を一気に消化してやるぜ!と色んな具材を入れて料理をしたら大量のカレーが残ってしまった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。美味しいので三日連続だろうが朝からだろうがコツコツ食べますが、ちょっと調子に乗りすぎたかなと反省はしております。。

それはともかく。


本屋さんに行くと色んなキャンペーンがあって、本棚を一つ使って特定のテーマに沿った作品を集めていたりとか、そうして選ばれた作品群を見るのはとても楽しいものです。とはいえ取り上げられるテーマは無限にあるわけではなく、大抵はどこか別の書店でも見たようなテーマがほとんどです。

ふらっと立ち寄ったお店のコミック売り場で「大人の漫画」というコーナーがありました。常設ではなく、かといって力を入れたイベントというわけでもなく、そしてそこには歴史に絡んだ作品が多く集められていました。以前にもどこか別の場所で同じようなセレクトを見た記憶があるのですが、さて、では「大人向けの漫画」って何だろう?というのがこの文章の発端であります。


まず、大人向けの漫画を考える前に、子供向けの作品について考えてみましょう。より正確には、いわゆる「子供騙しの作品」とは何か?を考えてみます。個人的な意見としては、
・子供にとって未知の領域の話であり、
・しかしその分野に詳しい人はもちろん、少し知っている程度の人にとっても物足りない内容である事
が子供騙しの作品に該当するのではないかと思います。

逆に言うと、子供にお薦めの作品とは、
・子供にとって身近なテーマを扱っていて、
・彼らの純粋な好奇心を満たせるだけの内容を伴っている事
なのかもしれません。子供を騙すには領域を広げるのが良く、一方で彼らに親しみのある分野の話で、もしくは特別な知識を必要としない話で楽しませる事は、相当に難しい事だったりします。

では、本日のテーマである、大人にオススメの漫画とは?
・広く多分野の話題を扱っていて、
・しかも各々の領域においても、さらにはそれらを組み合わせた作品全体としても深みを感じさせる事
というのが、一つの解になるのかなと思ったのでした。そして歴史漫画が大人向けとされるのは、作品を充分に楽しむ上での前提知識を多く求められ易い事が原因なのではないかと。


さて、ここに一つの作品があります。岩明均さんの「ヒストリエ」です。この作品が怖ろしいのは、おそらく歴史的な前提を知らなくとも楽しめる事=上記の話から言えば「子供にお薦めできる作品」である上に、歴史にまつわる詳しい知識を持っている人ほど「なるほど」と考えさせられる描写が随所にある事=上記の定義では「大人にオススメの漫画」でもある点です。

ここでサボり癖のある自分を戒める為に宣言しておくと、「ヒストリエ」の各巻を再読して、歴史上の結末も含め気になった点を書き記していこうと思っています。普通のレビューとは違う形になるでしょうし、何より先の巻のネタバレを避けつつ歴史的なネタバレはやる気満々という変な条件付きなので匙加減が難しそうですが、まずは今出ている9巻分を楽しみながら完成させられたら良いなと思っております。


そんな感じで、最後は余計な話になりましたが、本日はこれにて。

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