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今年の読書傾向など。

今年はあんまり時間の余裕がないですが、年末の挨拶に代えて、何かしら書いてみましょう。雑談っぽい感じになりますので、お気軽にお読み頂ければと思います。


だいたい毎年、その年に読んだ本の中から印象に残る作品などをまとめていた気がするのですが、まずはそんな話から。

秋に、3年近く使っていたiPodTouchを新しいものに替えた影響が予想以上に大きかったのですが、読み物の傾向が色々と変わってしまいました。例えば、「社説リーダー」というアプリで五大紙の社説を読み、「SmartNews」というアプリで話題のニュースや論説を読むのが基本になって、後から紙の新聞で読み落としを確認しつつざっと概観するパターンになりました。後者のアプリは著作権絡みで微妙な話も耳にしますし、違法と判定されるのであれば使用を中止する予定ですが、色々と便利なのは確かです。


ネットの普及で、例えばYahoo!のトップページなどで、大手新聞社からスポーツ紙に週刊誌と色んな媒体の記事が自由に読めるようになって久しいですが、最近はますます手間が減り使いやすくなった感があります。その結果、以前よりも遥かに多くの記事に接する事になり、そして外れの記事が目立つようにもなりました。それら読む価値があまり無いと思ってしまった記事は、割合としては以前から変わりないのに読むものが増えたので以前より意識してしまうのか、それとも近年においてダメな記事の割合が増えた故なのか、そんな事を少し考えていました。

後者を後押しするのは、例えばある記事で取り上げられている事柄について、普通にハードカバーで何冊か読んだ事があるジャンルは勿論、新書を一冊読んだ程度のジャンルですら、執筆子に不満を抱く機会が多くなりました。社会というものを考えた時に、諸々の兼ね合いがあるだけに「結論が決まった記事」を書かねばならない事情は考慮するものの、そうした制限の中で何を読ませるかという意図や、話題のテーマについての基礎知識が伝わって来ない書き手が増えているのではないか?と。

いずれにせよ、原因はどうあれ読みながらうんざりする記事が多いのは事実である一方、公平に考えると、記事を書いて生業としている方々とそれを評価する自分と、ある事柄について間違った理解をしている可能性が高いのはやはり自分自身だとも思うわけで。自身の誤解の可能性をできるだけ排除しないようには気を付けているのですが、その観点からしても、リアルタイムの記事よりも時代の評価を経てある程度評価が定まっている著作などをもっと読むべきだなぁと思い悩んでいる今日この頃です。


で、そこでまた話がiPodTouchに戻るのですが、「i文庫S」というアプリで著作権の切れた青空文庫の作品を読み出すと、途中で止めるのに一苦労だったりします。また、内蔵辞書や購入した各種辞書アプリで言葉を簡単に調べられる事は今までの読書体験を一変させるほど便利なもので、かつて電子辞書が流行し出した頃と比べてもなお、確実に次元の違いを感じる程に使いやすく魅力的に思えるのが困ったところ。

もちろん電子書籍ゆえの不便さもありますが、そこはリアル書籍で補う事が出来ます。例えば青空文庫で、和辻哲郎が漱石や露伴や寺田寅彦や岡倉天心の事を書いているのを読んで、それらがまとまって収録されている岩波の「和辻哲郎随筆集」に移動したりとか。また、補う事とは少し話がずれますが、青空文庫で桑原隲蔵を読んでいて、ふと書店に行ってみると中公新書50周年とかで記念すべき第一冊目が復刊していて、それを書いたのは誰あろう、ご子息の桑原武夫さんではないですか!といった奇妙な繋がりを体験できたりもしました。


そんなこんなで、色々と考えながらの読書生活を今年も送って来ましたが、来年はやはり深みを感じる作品に接する機会をもう少し増やしたいなぁと考えております。ただ、そうするとなかなか気軽に感想などが書けないのがまた悩ましいところなのですが。。。


できれば今年亡くなった方々のうち何人かについても簡単に書きたかったのですが、それを書くには余白の時間が少なすぎる……のが残念でした。まあそんな大した内容でもなく、例えばレイ・ブラッドベリの訃報を聞いて萩尾望都さんの漫画を引っ張り出したとか。林輝太郎さんの訃報を知って、個人的にはあまり著作を読まなかったものの、書店の株式投資コーナーに著書がたくさん並んでいた光景を思い出したとか。色々と、思い出す過去があるものですね。

書きそびれたまま年が明けてしまうのは残念ですが、一応は三人ほど、簡単にでも書き残しておきたい方々がおられるので、自分に圧力を掛ける意味で明言しておきます(苦笑)。


以上で、今年書く文章は終わりです。
本年も色々とお世話になりました。
書く機会が少ない上に一つ一つが長いという残念な傾向は健在だと思いますが、来年も宜しくお願いします。
では、今年はこれにて。

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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