ル・マン×メス

フランス・リーグ1の07-08シーズン開幕戦、ル・マン×メス戦を観たので、松井選手に注目しながら感想を書いておきます。


まず、序盤の10分ぐらいは、チームも松井選手もいい動きでした。ボールを持った松井選手も遊びのプレイを披露したりと、体調は良さそうです。

しかし、段々とチームは連携を失い、単なる個人プレイの寄せ集め状態になるに従って、松井選手も目立たなくなってしまいました。


松井選手の動き自体は悪いものではなくて、ボールを引き出す面白い動き出しをしたり、攻守の切り替えも良く、サボる時と全力で守備に帰る時の判断も的確だったと思います。

しかし、残念ながら、ボールから遠い場所でのこうした動きは、現場の選手たちには殆ど気付かれていない気がしました。

そして、そうした状況で気分が乗らなかったからか、いざボールを持っても判りやすい消極的なプレイが多かったのが、少々残念でした。

ル・マンが個人プレイを重視する去年のようなサッカーをするのであれば、松井選手としてはフィールドを広く使ったプレイを目指すよりも、人が密集していても中央に出て行って、チーム・メイトに気付かれる位置で勝負する方がいいかもしれません。


ところで、アジア・カップでの敗退を受けて、「個人で勝負できる」「ドリブル」というキーワードで松井選手を求める声があります。

しかし、この日のメスの様にガチガチに守備を固めた敵を前にしてドリブルで突破できる選手って、世界的にもごくわずかだと思うのですが、過度の期待がいざ代表に召集された時にマイナスに働かないか、少々心配であります。

ただ、この日の松井選手の動きの質はとても良かったので、視野の広い選手が多い日本代表に加われば期待できそうですし、オシム・サッカーに合っているとも思いました。今後の召集に期待しましょう。


さて、後半に入って交代直前に、明らかなオフサイドではありましたが、抜け出した松井選手がシュートを決める場面がありました。

この動きが良かったのは勿論ですが、たとえオフサイドであっても、キーパーとの一対一を決めた事は評価して良いと思います。

こうした場面はこれからもっと増えて来ると思うので、この日のような確実性をもっと追求して欲しいですね。


チームとしてのル・マンは、まず前線のFWに似たタイプの二人を起用するのが少々疑問でした。

最初に交代させられた背番号7のデ・メロ選手は確かに印象に残らないプレイでしたが、使われ方の問題もあったと思います。

ついでに、この日のサッカーは昨シーズンの終盤よりも落ちると思ったのですが、デ・メロ選手の交代相手をドゥイヤール選手にして、あの時のように1トップ+松井選手をセカンド・トップにした4-4-1-1的なシステムを試して欲しいと思ったのでした。

少なくとも、前線が機能していない上に時折守備に大きな穴が開く今の状態では、「降格しない事が目標」というレベルに留まりかねないので、チームをどう変化させるのか、監督の手腕に期待したいですね。


最後に、対戦相手のメスについて。

1試合だけでは何とも言えませんが、この日の試合を見る限りでは、降格レースに加わるのは避けられなさそうです。

リーグ2で堅い守備力を発揮して昇格して来たチームですが、リーグ1のチーム相手には難しそうで、この辺りはJリーグの横浜FCと印象が重なりますね。



以上、読んで頂いてありがとうございました。
今回はこれにて。

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