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まず初めに、今回の震災の犠牲者とそのご家族に心からのお悔やみを、そして今も苦しい毎日を過ごしておられる被災者に心からのお見舞いを申し上げます。

少し余裕が出来たので、ぼちぼちと日常的な文章を書いて行こうと思います。とはいえ、まずは今回の震災について書き残しておくべきでしょうね。。


■当日

とあるビルの五階にいた時に、ゆっくりとした横揺れを感じました。関西圏では震度2~3程度だったそうですが、ゆったりとしてはいても振幅の大きさを感じさせる不気味な揺れがいつまでも収まらず、どうやら終わった後でも、しばらくは波に揺られているような感覚が続きました。とはいえ、この辺りの印象は、現実を既に知っているが故のバイアスが掛かっているのかもしれません。

すぐさまテレビを見に行くと、NHKでは大津波警報が出ていて、波の高さが5~6メートルに達する可能性も報じられていました。しかし、その衝撃的な数字ですらも、結果としては甘いものでした。津波の怖さはスマトラ沖地震の映像などを通して解っているつもりでしたが、現実に東日本の惨状を見ると、それは浅い理解でしかない事を思い知りました。


被害が少ない自分たちは日常通りに過ごすべきだと考えながら、帰宅後に作業をしつつNHKを流していました。一段落して、テレビに時おり目をやりながらネットでニュースを読んでいた時。どこかの海外メディアのニュース記事でしたが、そこには、今回の震災を説明する、このような数文字がありました。

0546 GMT

オカルトを信じているわけでもなく、単なる数字のマジックに過ぎないと頭では解っていても。今回の地震が、グリニッジ標準時とはいえ午前5時46分に発生したという偶然の一致は、自分の内面を戦慄させるものがありました。正直に言って、恐怖を感じました。

自分は、16年前の震災で、それほど被害を受けたわけではありません。しかしそれでも、関西の機能が大規模に破壊されたあの地震の記憶は、周りの人の話などを通して、自分自身とも不可分のものとして存在しています。

今回、自分の周囲の被害としては、16年前と比べても微々たるものであるにもかかわらず。今回の震災に対して、我が事のように感情移入してしまうのは、こうした理由からではないかなと思っています。


■自分にできる事

今の段階で、自分が震災の被害者に対してできる事は、残念ながら殆どありません。むしろ、普段と変わりない生活を送り。震災のニュースはもちろん、それ以外の時事情報にも、無理のない範囲で耳を澄まし。周囲の人が不安がっていたり、デマを真に受けていたら訂正し、あるいは逆に訂正してもらい。変に経済行動を自粛せず、景気を極端に落ち込ませないためにも、通常通りの消費は行い。震災の被災地や余震の続く地域に住む、友人たちの無事を願い。そして、震災前と変わらぬ趣味の文章を書き記す事ぐらいでしょうか。

「何か自分にできる事を考えて、実行すべきではないか?」という、焦りの混じった思い込みは、その行動の効果のみならず、精神衛生上も良くない事ですが、それでもやはり、時々はそうした考えに傾きかける自分がいます。今回、そうしたバランスが崩れかけている自己を意識して、数日ですがネットを離れた事は、結果的には良かったと思いました。理屈では解っていても実行が伴わない状態を、その経験を、しっかり記憶しておこうと思います。


話を戻して、日常生活を維持しながら被災者の為にできる事は、おそらくは献血と寄付ぐらいではないかと思います。それらは、特に難しいことではありません。前者は献血ルームに行って、後者は郵便局などに行って、その場で指示に従うだけです。

なお、後者の場合は「どこに」寄付をするのか問われますが、自分は、活動報告がきちんと為されており、これまでの実績からも安心できると考えて、日赤に寄付をしました。口座番号などが既に記載されている用紙を手渡されるので、住所氏名金額などを記入して金銭と一緒に提出するだけで済みます。念のため、リンクも貼っておきますね。
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東北関東大震災義援金を受け付けます


■安否確認

90年代後半、神戸市内で震災を経験した友人は、自己紹介で出身地の話になるたびに震災について問われていました。それらはもちろん心配からの問いでしたが、何十回と同じ事を繰り返すのが苦にならないタイプならばともかく、苦手な人にとっては、少々うざったいというのが正直なところだと洩らしていました。

ネット時代の昨今、会った事はなくとも無事を祈りたい知り合い(これは一方通行も含め)の安否や現況を、どの程度なら尋ねても良いものなのか。無事を喜ぶ気持ちを、どの程度の付き合いならば伝えて良いのか。気にし過ぎと言われればその通りですし、返答はその人の判断に任せたら良いというのもその通りですが、大変な時に余計な手間を増やさせたくないという気持ちもあるだけに、ちょいと気になる問題でありました。


■情報の信憑性

風評被害が怖いとは、多くの人が自覚している事だと思いますが、それでも妙な情報に乗ってしまう事はあるわけで。自分でも多少そうした事をやらかしてしまって思うのは、やはり、無謬性を求めるのは効率が悪いという事で。つまり、信憑性の薄い情報を信用しないのも大切な事ですが、それらを100%避ける事を自分にも他人にも求めるよりは、間違いを悟った時には速やかに修正する事を、常日頃から意識しておく方が大切だなと思ったのでありました。

また、自分からすれば間違っているのが明らかなケースでも、それを他人に理解して貰うのが難しいという事についても、色々と思い知らされる場面がありました。NHKなどに出演しておられる各分野の権威ともいえる方々が、基本的な知識が備わっていない相手にどう説明したものかと、苦労されている様子が時おり見受けられましたが。。。「教科書を読んでから出直して来い!」なんて事が言えないわけではない教育現場とは違って、お気の毒な事だなぁと少々同情してみたり(苦笑)。

ちなみに、ちょいと面白かったネタ↓。
【東北地震】閻魔大王ら協力申し出「デマ流した者は舌2枚抜く」 : bogusnews


■おしまい

震災の発生以来、個人的にも世間的にも最大の関心事は原発の状況だと思うのですが、それについては項を改めて、多分、もしかしたら、できれば、余裕があれば、何か書く、かもしれません。。。

とりあえず、今日はこんなところで。


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コメント

No title

コメントを頂いたのですが、本文を読まずにコピベしただけの、宣伝目的のものとしか思えなかったので削除しました。
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