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「医龍」完結

最近はすっかり惰性で購入していた部分もあったこの作品ですが、何だかんだで上手い形で完結したのではないかなと思いました。

読み始めたのは確か10巻に行かない程度の頃、ちょうどドラマになるかならないかという辺りだったと思いますが、初期の頃のマイナーな感じが次第に洗練されてきて、天才外科医を中心とした思わせぶりなだけの作品で終わらず、独特の雰囲気で連載が続いたのが面白かったなと。特に、教授選をめぐる非現実的なまでに濃密な丁丁発止がこの作品のポイントでしょうね。

途中、物語の中でも重要な役割を果たす事になる研修医くんが、外は嵐にもかかわらず輸血用の血液を受け取りに行く場面などはがっくり来ましたし、その後も名台詞を狙いまくりの傾向には首を傾げる事が多かったのですが、前巻での中田先生の「俺はそんなのはゴメンだ。」と巻末の野口教授の独演会の結語で、自分の中ではかなり印象が持ち直しました。

そして最終巻では主要な登場人物のエピソードを上手くまとめて、綺麗な形で作品を締め括っています。最近は連載の長期化で50巻を越える作品も珍しくはなく、それでも20冊を越える本作品をお薦めするには少し躊躇する部分がありますが。。


事実は小説よりも奇なるが故に、創作においてリアリティを求める事は、却って作品の価値を台無しにしてしまう可能性があります。本作品では、先に書いたように教授選を巡る攻防で非現実的かつ濃密なやり取りが描かれていて、それは下手にリアリティにこだわった描写よりも数段勝る説得力でもって、読者に迫って来ます。

瑕疵を言い出せば色々と出て来る作品ではありますが、そうした長所を思い出すと、やはり楽しい作品だったなと、そんな感じの感想を書き残しておく次第でありました。ともあれ、無事の完結でお疲れ様でした。


以上、別記事を書く手が止まってしまい時間的に厳しくなってきましたが、この記事はこれにて。


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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

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