エジプトについての手抜き記事

売れ残ったいただきものに文句を言うと怒られそうですが、昼も夜も太巻きというのはちょいと苦しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、今日は何となく、ネットで仕入れた興味深い記事のメモ目的も兼ねて、エジプト情勢に関する手抜きの文章を書き残しておきます。


エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」 | 中東徒然日記 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

asahi.com(朝日新聞社):カイロ行進、盛り上がれない コプト教徒の町・死者の町 - 国際


今回の革命(?)騒ぎについては色々と議論がありますが、どうも陰謀論が闊歩していたり反米意識が過剰だったりツールに過ぎないネットの威力を過大評価していたり無辜の市民による民主主義を無条件礼賛していたりムスリムの歴史や多様性を完全に無視していたりと、何だかな~というものが多く目に付いて、正直に言って胸焼け気味の日々でありました。

そうした論説を読むくらいなら、現地の方々には申し訳ないですが、懐かしの「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、ナセルはアラブの大統領」の語源について、パタリロだバカボンだ三平師匠だ円楽師匠だと意見を戦わせている様子を楽しむ方が気楽で良いような気もします。
参考→Togetter - 「『なせばなる、なさねばならぬ何事も、ナセルはアラブの大統領』のまとめ」


転覆後の政権作りには、これまでと変わらず、国内政治エリートの特権維持と、地政学上の利害関係を第一に考える欧米諸国の外交政策が、決定要因として機能している。


真面目な話に戻ると。最初に提示したリンクのうちニューズウィーク日本版の記事は端的で良い記事だと思いますが、特にこの文章を含む最終段落の印象が強いですね。個人的に陰謀論が嫌なのはそこで思考が停止してしまうからですが、では大国が裏で蠢くなんてのは嘘っぱちかというと勿論そうではなく。基本的に国際政治は、国際法を大きく逸脱しない範囲において争われるパワー・ゲームの側面が強いわけで(これを指して陰謀論と言われると、これもまた困りものですが…)、今後の方向性が難しいでしょうね。


朝日新聞の記事は、現地で生きる人々の多様性が、具体的な形で示されています。今回の騒ぎは、欧州経済の不調や世界的な食料価格の高騰などの影響もあり、つまり一般市民の暮らしを直撃する要素が少なからずあった事も大きな意味を持っているだけに、一部のエリート層による情報発信のみを鵜呑みにするのではなく、様々な要素を考慮に入れた解釈が必要でしょうね。

ニュースではムスリム同胞団がイスラエルとの関係を破棄して云々というものも伝わって来ますが、地政学的な利害関係やこれまでの国際的な関係性からして、その種の急進的な変化は有り得ない…とは言い切れない事を、我々は普天間問題などから身を持って知っているだけに難しいところですが。。。ともあれ、妙な形で我が国に影響が出ない事を、そしてエジプトで生きる人々にとって少しでも良い未来に繋がる形で事態が収拾される事を願っております。


以上、きょうはこれにて。


関連記事

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する