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音楽やわ、その3:良質のポップス

クラシックのボックスセットが安くて(50枚以上のセットだと、平均1枚100円未満もゴロゴロ!)、調子に乗って買っていたら取り込み先のHDD容量が心配になって来て、頑張って色々と整理していた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

という事で、今日は何となく音楽の話でも。と言っても、始まり方とは違って題材はポップスですが、思いついた曲について適当に書いてみましょう。なお、このシリーズは敢えて文体を変えてみたのですが、あれも何だか肩が凝るもので。。ゆえに今回はいつもの口調でだらだらと書きます。



さて、今年は体育の日でも夏日が云々というニュースがありましたが、夏という言葉から先日ふと思い出したのがこの曲です。


Dailymotion - Elvis Costello - the other side ... - une vid?o Musique

何と、YouTubeには映像がないというマイナーぶりで。。dailymotionの動画をちゃんと貼れるのかよく分かりませんが、貼り付けが無理だった場合はご足労ですがリンク先を訪ねて下さいませ。


今となってはオールタイムのベスト盤なども発売されていると思いますが、それでもなおWarner時代はマイナーな扱いになりますね。本作は1991年のElvis Costello「Mighty Like a Rose」の冒頭を飾る一曲にしてシングルカット第一弾であります。Beach Boysを多分に意識したポップな佳作という印象の本作ですが、この曲を聴いてふと連想したのは「良質のポップス」という表現でした。

本作の場合、軽快なリズム隊がまず基礎として存在するのが大前提ですが、ヴォーカルも含めたその他の楽器でも印象に残るのはリズムであり(特にLarry Knechtel:一言で説明すると、Simon & Garfunkel「Bridge over troubled Water」のピアノの人)、そこに耳障りのいいメロディと歌詞が乗せられています。そしてそこに、多少の毒も含めています。


例えば、歌詞の中に出て来る次の一節。

Was it a millionaire who said "imagine no possessions"?


これはwhoの働きを学習した中学生なら理解できる程度の英語ですが、こうした簡単な表現による判り易い風刺は映像でも散見され、それらがまた作品にアクセントをもたらしています。


とはいえ本作は、「よくできた曲ではあっても、佳作に留まる」という印象に落ち着きます。それが何なのか?と考えていたのですが、端的に言うならば、「そんな時代ではない」という事なのではないかと思ったのでした。



YouTube - The Beach Boys - Don't Worry Baby

当時ですら既に、この曲からは四半世紀の時が流れています。更に、この前後の数年は、世界史上の重大な出来事が集中して起きた時期でもありました。

日本でも元号が昭和から平成に変わった1989年、11月10日にベルリンで起きた事や12月3日のマルタ島での会談は、時代の変化を象徴するものでした。同年6月4日に北京で起きた事件は、20年の時を経た本年、ノーベル平和賞に結び付きました。翌1990年の8月2日にペルシャ湾岸で軍隊が動き、それは翌1991年1月17日の戦争に繋がりました。同1991年8月19日のクーデターは同年12月25日、かつての超大国の崩壊に繋がりました。

おそらく、ポップスが現実から隔絶された純粋芸術とはなりえない事、つまり一般の人々の心情を時に如実に反映する事が、この曲が中途半端な印象を与える一つの要因なのでしょう。



ところで、我が国においては、別にもう一つ違った理由があったように思えます。

簡単に我が国のポップスの歴史を振り返ってみると、1960年代までは洋楽がポップスという時代がありました。それは我が国に特徴的な流行曲:これを広い意味で歌謡曲と呼ぶとして、その歌謡曲と並立して聴かれていたわけです。しかしながら、国内のミュージシャン達が海外の色んなジャンルの音楽を、日本の風土に合った形で取り入れる努力を繰り返した結果。1980年代には、ポップスとしての洋楽の存在感は、以前よりも遥かに小さなものになって来ました。ポップスとして聴かれる洋楽や、洋楽に日本語の訳詞を付けて歌われる曲が激減した時期です。その後も我が国における洋楽の存在感の低下は続き、それはポップスに限らず、今では洋楽といえば一部の好事家が愛聴する状態に陥りつつありますが、それは本題とは違う問題なのでさておいて。

結局のところ、この曲が発表された当時の日本では、既に海外のポップスが広く聴かれる時代ではなくなっていたのでしょう。当時の音楽シーンでは、J-Popという面妖な、しかしながら功績も少なくはない人工的なジャンルが、突然に猛威を振るい始めていたのでありました。



以上、今日はこれにて。(続くかも?)



p.s.
埋め込み禁止と言われちゃったのですが、せっかくなのでURLだけ。
YouTube - The Beach Boys - Wouldn't it be nice


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テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

コメント

話するの?

話するの?

No title

ぐだぐだと話をするよりも、当時の曲をじっくり聴いてもらう方が、よっぽど伝わるものがあるなぁと思う時がありますね。
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