クラシコCL雑感

今年はサッカーに関しては、なかなか楽しいGWでした。で、追求して考察したい事も少しあるのですが、それはCL決勝までにぼちぼちまとめるとして、今日はとりあえず試合の雑感を。5/2のクラシコ、5/5と6のCL準決勝第二戦について。


・好みの傾向

自分は、強いチーム同士の真っ向勝負が好きであります。これはより正確に言うと、はっきりとした長所というか頭抜けた武器を持ったチーム同士が、それを駆使して勝負をするという意味で。武器は、守備に関することでもOKだし、相手の弱点を突くことでもOKで、ノーガードの打ち合い=真っ向勝負とは思っておりません。ただ、ラフなプレイというか、相手に怪我をさせる可能性が高いプレイについては、できる限り避けて欲しいとは思っていますが。

あと、完全に一方的な展開になるのも好きではありません。相手の武器を無効化する光景を見せられるのはOKですが、何度やっても結果はあまり変わらないだろうと思えてしまう試合とか、単純に点差が大きく開いてしまうような試合は好まないというか。そうした試合はフルで見るのではなくハイライトで充分と、そんな風に考えてしまいます。つまり、せっかく見るのであれば終盤まで両チームが高いレベルで凌ぎを削る試合を楽しみたいと。



・残念な決戦

そういう意味では、クラシコとCLのアーセナル対マンチェスター・ユナイテッド戦は残念な試合でありました。どちらも、前半でかなり優位に立った上に、相手チームにとっては打開策が殆ど見付からないという展開でした。ただ、クラシコについては、バルセロナに今までとは少し違った武器が見られたので、その点では興味深い試合でありました。この辺りは追い追い考えてみたいと思います。

マンチェスター・ユナイテッドについては、その武器は既知のものとはいえ完成度がとても高く、現時点ではバルセロナより優位にあると言えるでしょう。出場停止のメンバーを見ても、フレッチャーが起用できないのは確かに痛いとはいえ、両サイドバックが決勝に出られず守備陣がベストとは程遠いバルセロナに比べると、バックアップのメンバーは揃っています。堅い守備をベースに、不安定な相手守備網をカウンターで突く展開で挑めば、充分に勝機があるでしょう。



・チェルシー×バルセロナ

チェルシーが、相撲に勝って勝負に負けたというか、判定に泣いたというか、昨年以上に可哀想な試合でありました。ただ、第一試合からの180分で、我慢比べを挑んでいながら、最後の最後に気持ちが緩んだかな、と。バルセロナがボージャンを投入した85分頃から、我慢しきれない雰囲気を少し感じてしまいました。2-0か致命的な失点かの二択に絞られたっぽい感じというか。それでも前者の可能性の方が高いと思っていたのですが。。。サッカーとはやはり難しいし怖いものであります。

バルセロナは自らの武器をチェルシーによって無効化され、90分を過ぎて枠内シュート0という異常事態に陥っていましたが、それでも気持ちが切れる事はありませんでした。第一戦の方が終盤に焦っていた感じで、この試合ではとにかく自分たちのやれる事をやろうという姿勢が最後までぶれず、そこが大きかったかなぁと。

なかなか選手交替に動かなかった監督を批難する方もおられると思いますが、あの状態でなおピッチ上の選手に試合を託せるのは、普通ではできないですね。もちろん、それが裏目に出る可能性も充分にありえましたが、動く事でどれだけ状況が改善されたかは疑問ですし。最適解が見出せない以上、「動かない」というのも立派な決断なわけで。監督のマジックではなく選手の切れない気持ちが結果となって現れた事を嬉しく思った次第であります。


また、内容で上回ったのがチェルシーだった事で、トレンドとしてはより「守備」に傾きそうな気がしました。0506のバルセロナで少し揺らいだトレンドですが、結局は元に戻りそうな感じで。その意味では、バルセロナに魅せられてなのか、モウリーニョを解任したのはチェルシーにとっては遠回りだったなぁと。

それから、今シーズン絶賛されているバルセロナですが、個人的には0506の完成度には至っていないと思っています。この試合の内容を受けて、来シーズンは「守備」についての引き出しを持つ方向を模索するのではないかと思ったのですが、それが備われば0506をも上回るチームが完成する事になるのでしょう。

チェルシーも0405の域には少し届かない印象でしたが、来シーズンは監督に誰を招聘するのか?あと、今シーズンの残りの試合でヒディンクはどう有終を飾るのか?が楽しみです。この両チームの対決はやはり面白いので、できれば来シーズンも、お互いに更にレベルアップした状態で、決勝トーナメント以降で対戦して欲しいものです。


決勝については、上でも少し書いたように、バルセロナの劣勢は否めません。ただ、この試合のように、自分たちにできる事を最後まで信じて、ディフェンディング・チャンピオンに挑んで欲しいですね。ボールを支配して、点を防ぐよりは点を取って勝つという姿勢で臨めば、今の彼らに不可能な事はないはずです。できれば、三冠と連覇を賭けた勝負になりますように。


最後に、イニエスタの得点シーンでの、実況の倉敷さんの代弁↓。
シウビーニョ「監督、落ち着いて下さい!選手交替の準備を!!」
これ、かなりの確立で的中してそうです(笑)。



以上、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。


ちょっとだけ付け足し。

自分は心情的にはバルセロナ寄りですが、「バルセロナが正義」みたいな意見には首肯しかねます。最強の型はいくつもあって、バルセロナの型のみが最強ではないと思いますし、別々の型をそれぞれ練磨してその粋をぶつけ合うからこそ、チェルシーとバルセロナの対戦はこんなにも胸躍る試合になるのだと思います。

でも気のせいか、最近そうした一義的な見方って多いですね。ニントモカントモ。。。



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tag : CL 相撲に勝って勝負に負ける 判定に泣く 我慢比べ 気持ちが折れない トレンド 監督、落ち着いて下さい! 最強の型

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