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いまさら豪州戦

一応観たんだし、何か書きたいなーと思いつつも日が過ぎて今に至るわけですが、いまさらという部分もあるので簡単に。建国記念日に行われたW杯最終予選の豪州戦について。



・選手への要望

一番気になるのは、「考える」という部分かなぁ。。ボールを取れる可能性を感じないのに前線でチェックに走り続ける田中達也選手の姿が典型ですが、あれは文字通りの無駄走りとしか思えないわけで。


日本人は生真面目すぎる、みたいな話がありますが、田中選手個人について言えばもう少しいい加減なところを見せてもいいのではないかと。典型的なブラジル人FWとかだと、20分も経たないうちに「これは無駄だ」とてきめんにサボり始める気がするわけで。

田中選手は割に好きなほうですが、自分が好きなのはもっぱら攻撃に絡む動きなわけで。守備をする必要がないとはもちろん言いませんが、効果的でないなら体力を温存してその分を攻撃の局面で発揮して欲しいかな、と。

ただ、ブログなどを見ていると「走ること」を評価する声が多いみたいで、そうした外部からの評価が別の行動を取りにくい雰囲気を醸成しているのかもしれません。


で、この問題は田中選手個人に止まらない話だと思うのですが、例えば中盤の誰かが「無駄な事はやめて中盤でパスコースを切ってくれないか」といった意見を出して欲しいなぁ・・・と。試合途中での選手からの改善の動きが極端に少ない気がするのですね。修正はハーフタイム待ち、みたいな。

どうもオシム時代を経て、選手の考える力が低下している気がします。そりゃ戦術の話でオシムさんに面と向かって文句を言えるほど理解の深い選手は世界でも稀少だと思いますが、試合の途中である局面での問題点に気付き、なおかつその対策を一つぐらいは思い付く選手は、代表ならば数人は居て欲しいところです。


最近の監督への風当たりに比べると選手はさほどでもない状況だと思うのですが、何というか、選手に求めるべき要素も全て監督の責任にされている感があって、その意味では岡田さんは少し可哀想だな、と思ったり。という事で、次は監督について。



・監督に掛け算を期待するファン

岡田監督の仕事についてですが、それなりの評価をしています。つまり、足し算と引き算はちゃんと出来ているのではないかと。問題は、ファンの方々が監督に掛け算を求める事でしょう。

詳しく書き出すとキリがないので大雑把に書きますが、チームの基本を作るのはやっぱり足し算と引き算だと思うのですね。で、大舞台で発揮すべきなのが掛け算ですが、これはそれなりにリスクを伴うもので、裏目に出ると割り算になってしまう、みたいな印象があります。


例えば、欧州サッカーに詳しい方なら、昨シーズンのバレンシアの惨状をシーズン途中で就任したクーマン監督に求めるのではないでしょうか?クーマンさんは戦術的にもしっかりした部分があった(はずの)監督ですが、チームの中に要らざる混乱をもたらし、その掛け算能力は現実には割り算となって効果を及ぼしました。


何が言いたいかというと、豪州戦とはいえ今は特に掛け算を発揮する舞台ではなかったという事。そして、チームの土台を築くという意味では、足し算引き算しばりの采配の方が良いのではないかと。

正直に言って、チームの土台を築けたとして、本番で岡田監督が掛け算能力を発揮できるとは思いにくいです。その意味では監督にもより成長を期待したいところですが、今のところは選手への要求が先かなぁ、と個人的には思うのでありました。


オシムさんも割に好きな監督ではありましたが、あれだけ「考えて走れ」と仕込まれた代表選手たちが監督交代後に考えて走れなくなったのは、(確かに新監督の責任もあるでしょうけれど)結局は選手が監督の教えを消化しきれていなかったからだと思うのです。

今でもオシムさんを評価する声は非常に高い印象ですけれど、監督が変わると途端に消えうせてしまうような効果は、長期的に見てチームにとってどうなのか?という事を、もう少し考えてみた方が良い気がします。

この日の相手がヒディンク時代の面影を殆ど感じさせない酷い出来だった事を、他山の石にしたいものだなぁと、そんな感じで。



・松井選手について

最後に、本ブログが贔屓にしている松井選手について。身体の切れがよく、体調的には問題なさそうでしたが、少し試合勘が衰え気味かな?という印象でした。

試合開始後すぐの辺りで三人に向かってドリブルで突進する場面があって、これは評価を分けるだろうな、と思っていたのですが、案外評価されている向きが多くて少し意外でした。逆に予想通りだったのは無駄な形でボールを奪われる事への批判で、それはまぁそうかなと思う部分もあります。


ただ、攻撃側としたら90分の中で1~2回でも点に繋がる動きが出来れば、それ以外の場面で何度失敗しても(失点に結び付かない限りは)問題にならないわけで。減点の積み重ねで評価を行っている方が多いのがちょっと気になるかなぁ、と。

それから、相手あっての競技ですので、「自チームにとって使い易い、有益な選手だ」という評価と平行して、「相手チームにとって扱い難い、害をもたらす選手だ」という評価も考慮した方がいいかな、と。


件の三人に向かうドリブルは確かに無謀だったかもしれませんが、相手にしてみれば凄く嫌な印象だったりするわけで。今回は止めたものの、ああいう動きがあるとなると必要以上に気を張り詰めていないといけないわけで、そうした疲労は試合の終盤に効いてくるのではないかと。

要するに、単に「向かっていく姿勢」といった精神的なものだけではなく、相手への影響という点でも面白いプレイだったのではないかと思ったのでありました。


他の選手もそうですが、松井選手に期待したいのは「戦術を裏切る動き」でしょうか。アリバイ的にへらへら守備してるだけ、なんて言われようとも、バックスに任せて大丈夫と思う局面では守備をサボるとか。チームのバランスを壊す動きであっても、時間帯や展開的に必要と思えばリスクに挑戦するような、そうした動きをするにはまだ足りないものがあると思うのですね。


一つには戦術の理解度。ベースとなる戦術の理解が浅いと、その発展が出来ないのは言うまでもない事です。

それから、局面の問題を全体に応用できるだけの視野の広さと応用力。これはそのまんまです。

最後に、頭で考えた事を実際に実行できるだけの実力。これもそのまんまです。


今の松井選手は、監督に示された戦術をそれなりにこなしておしまい、という雰囲気がありますが、それだとわざわざ松井選手を起用する理由は乏しいわけで。監督にとって使いにくい部分があるだけに、リスクの方が大きくなりかねないと思います。

そうではなく、自分の持つ能力、具体的には局面における閃きですが、それをいかに効果的にチームの勝利に結び付けるか?というところから始めて、チーム内での動きに磨きをかけて欲しいところです。そして、それを修行するという点では今のサンテティエンヌというチームはフランス内でも最適なチームの一つではないかと思っているので、昨今は出場機会が減っているようですがあんまり心配していない今日この頃なのでした。



以上、結局(いつもの通り)長くなってしまいましたが、今日はこれにて。
今月は少しサボり気味でしたが、来月もよろしくお願いします。


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テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

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