リヨン×バルセロナ

今年も例年通り2月から欧州サッカーセットを申し込んだのですが、ちょいと最近、試合観戦のモチベーションが低下気味なので、流し見が多いです。一応、最初に観たリヨン対バルセロナの雑感を今日は残しておこうと思いますが、その他の試合について記事を書くかは未定です。でも、やっぱりトーナメントでの真剣勝負は観ていて面白いですね。



・ジュニーニョのFK

テレビを付けたらすぐにCLアンセムが始まるタイミングで生観戦しました。が、どうにも眠くて頭も朦朧気味だったのが、ジュニーニョのFKで一気に醒めました。

ボールがゴールの枠にすっと入って行く、その弾道の滑らかさというか。これはちょっと鳥肌もので、薄ら寒い気持ちすらしました。妙技というか何というか。最近はフランスリーグの試合を観れないのが残念ですが、まだまだ健在で何よりです。

で、これで目が覚めたのも束の間、結局30分ほどで寝落ちしてしまいました(苦笑)。ので、以下は前半30分から見直した上での感想です。



・バルセロナの攻撃と守備のバランス

ちょっと攻撃に偏っている感じというか、昨年に比べて守備の面で怖さがあるという印象でした。乱暴に言えば、攻撃偏重→ボールを奪われた時のポジションがバラバラ→前線からのプレスが中途半端→どこでボールを奪うのか少し曖昧→DFラインが背走する場面がちらほら、という感じでしょうか。

ただ、少し不思議だったのは、後ろ向きに下がりながらの守備でも、DFラインの選手たちにあまり慌てる様子が見受けられなかった事。これは自分の気のせいという可能性もありますが、こうした守備に慣れて来ているのかな?という妄想を少し考えておりました。


例えば、カンナバーロ加入後のレアル・マドリードは攻守分断型の場面が多かった気がするのですが、カシージャス+後ろ4枚(たまに+1~2枚)で何とか凌ぎつつ、攻撃役の選手たちが点をもぎ取る、みたいな形が典型でしょうか。組織としては明らかに破綻している筈なのに、何故か守れてしまうという。何だか、それに近い印象を持ったのであります。


組織と個人の両立とは永遠のテーマですが、組織がきっちりし過ぎると逆に個人のパフォーマンスが下がるというか。90%近い完成度の組織では個人の実力が70%程度でも大抵は大丈夫なのに対して、組織に粗が目立つと個人の実力を90%近く発揮しないと厳しくなる・・・みたいな。

結論としては、少し穿ち過ぎかもしれませんが、組織の精度を少し落として個人への要求を増やしている段階なのかな?なんて事を考えていたのでありました。



・リヨンのスタイル

ここ2年ほどは多くの試合を観れていないので最近のスタイルがよく分からないのですが、フランス国内で無敵を誇った頃とは違うみたいです。首位を独走しつつ、2位に上がって来たチームを容赦なく叩き潰し続けていた頃が懐かしいというか何というか。

とりあえず、相手がバルセロナという事もあって、また、ホームでの失点に気を使っていた事もあって、基本的には守備からのカウンターというスタイルでした。で、これはそこそこ通用しそうな感じでしたが、相手がまず守備から入ってくるチームだったらどうなるのかな?っと。

この日のパフォーマンスだけで判断するのは危険ですが、守備面に比べて主体的な攻撃という面では少し落ちるというか。CLでも優勝候補の一角と言って良い実力を誇っていた数年前とは違って、その他強豪勢の中では上のほう、といったポジションに落ちてそうな印象を受けて、少々切なかったのでありました。



・バルセロナの攻撃

攻撃面で気になったのは、メッシが中央に居座る場面が多く見られたこと。好調を維持していた頃にも時間の経過と共に前線の3人が(主にメッシの移動に合わせて)ポジションを入れ替える場面はありましたが、違いとしては、今のメッシはパスの意識が強い事と動きが少なくなった事でしょうか。一年通して活躍した事がない選手ですし、ちょっと疲れが溜まって来ているのかもしれません。

で、メッシが中央に居座ってエトーは右サイドに押し出される時とそのままトップに残っている時とがあったわけですが、いずれの場合でもアウベスの動きが単調になっている気がしたのです。具体的には、中央に入ってくる動きが少ないというか。自ら中に切り込むのではなく、中央のメッシにパスか真っ直ぐ前にドリブルかの二択。エトーが前にいる時はそちらにパスという選択もありますが、彼はドリブルで相手を切り裂く選手ではなくストライカーなわけで、多くの場合は手詰まりになっていました。


大雑把に言うと、メッシの初期位置が右サイドの場合、彼には、○動かない、←中央に動く、↑裏に動く、という選択肢があります。それに応じてアウベスは、メッシにパスか中央にドリブルかメッシを囮に縦にドリブル、メッシにパスか縦にドリブル、メッシにパスか中央にドリブル、といった選択を選べます。あと、いずれの場合もサイドチェンジやゴール前へのクロスという選択があります。

何が言いたいかというと、
中央でも右サイドと同じ意識で動いていて、
裏への動きや右サイドに抜けてスペースを作る動きも見られなかった、
というメッシのパフォーマンスが、そのままチームの攻撃力低下に結び付いたのかな、と。


ま、この辺りが改善されたら相手としては頭を抱えるしかないわけで、今の状態でもパスや自らの突破でチャンスを演出していただけに、贅沢な要求という事で聞き流して下さいませ。



・ドリブルと違ってパスを奪われると、2人が関わっているのでダメージが大きい

これは解説の遠藤さんの発言を意訳したものですが、ドリブルは1人でかつ奪われてもすぐに奪い返しに動く事ができる。パスだと2人の選手が絡む上にどちらからも距離があるので、すぐにチェックに行きにくい。といった感じの指摘をしておられました。

実際には、ドリブルの場面でもパスを期待するフリーな選手がいるはずですが、選択肢がパスのみという状況に比べるとリスクが低いのも確かなわけで。多分代表を考慮した上での発言なんだろうな、と思ったので、一応書き留めておく次第であります。



という事で、結局長々と書いてしまいましたが、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。



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テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

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