采配と配球と5年前と

真面目っぽい事ばかりを書いていると、いいかげん思い切りおバカなネタを書きたくなって来た今日この頃なのですが。この間記事にした事ですし、簡単にオリンピックの野球について。



・采配

昼間に試合があって、結果は速報で知ってしまったので試合を観ていないわけですが。テキストで流れを追った感じでは、やはり岩瀬投手の使い方を間違えたのが致命的だった気がします。


3~4年前と比べると今ひとつ安定感に欠けるものの、それでも日本を代表する抑え投手の一人である岩瀬投手。とはいえ、実力に関係なく短期決戦でツキに見放されているかのような選手は必ず出て来るわけで。これまでの流れの悪さを考慮するならば、準決勝以降には登板させないという選択が、おそらくは第一のやり方だったでしょう。

もっとも、こうした選択には唯一の正解などあるはずもないわけで。故に、彼の実力を信じて選出時の予定通りに抑えの一角を任せるのも、悪いとまでは言い切れない選択だと思います(個人的には、流れの悪さを考慮して、使うにしてもワンポイント・リリーフに止めておくのが無難だったと思いますが)。ただ、今日の場合は、「同点の場面で」投入したのがいかにも中途半端だった気がしました。

要は、1点リードで7回以降は藤川→岩瀬→上原という予定だったのでしょうが、藤川投手が1失点してしまった時点でプランが崩れたわけで。一度予定を白紙に戻して、8回は田中投手なりを登板させて、「もう一度ふりだしから」というぐらいの余裕が欲しかったところです。結局、岩瀬投手を登板させる事で、「1点でも失えばヤバイ」という監督の追い詰められた心境が明らかになってしまいました。


どんな投手でも失点する可能性はあるわけで、打たれた藤川・岩瀬両投手を戦犯扱いするのは酷だと思いますが(細かい点は後で触れます)、どこかで見たような中途半端な投手へのこだわりが敗戦の最大の原因だったのかな、と思いました。



・5年前

2003年の日本シリーズ。第1戦に先駆けての監督辞任発表で選手の士気を下げ、敵地で2連敗という最悪の流れを甲子園での3連勝で挽回して、この上もない流れで迎えた第6戦。第2戦で打ち込まれた伊良部投手の先発にこだわった采配が、日本一を逃した最大の要因だったと思うのですが(ただ、あの流れで福岡に帰った選手たちに再び勇気を与えたダイエーファンの応援も、敵ながら見事でありました)。

今回と共通するのは、確かに打たれたのは投手ですが、「そこで投げさせるのは・・・」という場面で登板させたのは監督なわけで。星野さんが状況に応じた方向転換が苦手なのは阪神ファンが5年前に身を持って体験した事ですが、結局同じ失敗を繰り返した感があって、何とも残念でありました。


あと、結果論ではありますが阪神がらみで。ベンチに島野さんがいなかったのがやはり痛かったかな、と。選手選考やら守備・走塁コーチやら問題は数多ありましたが、煎じ詰めれば監督・コーチ陣と選手の間の意識の差が埋め切れなかった雰囲気で。選手との橋渡しになれ、敵の特徴を見抜くのが上手い島野さんが健在であれば、もう少し違った結果だったかもしれません。

信憑性は定かではありませんが、「中日にスコアラーを貸して貰えないかと願い出て、激怒された(特に現場から)」という裏話を友人から聞いたのですが、星野さんとしては切実な要求だったのかもしれませんね。



・配球

ヤフーの1球速報で、岩瀬投手がホームランを打たれた場面を見てみたのですが・・・矢野選手らしくもない配球で、思わず絶句してしまいました。。

矢野捕手のリードは基本的にオーソドックスで、それは野村さん直系なので当たり前といえば当たり前なのですが。阿部捕手が序盤でも終盤でも配球が変わらないのに比べて、矢野捕手の場合は基本に忠実とはいえ、状況に応じたリードができるはずで、そこが大きな差だと思っていました。しかし・・・。


相手のイ・スンヨプ選手は、前回の対戦ではチャンスの場面で岩瀬投手を登板させて抑えました。ただ、その時の岩瀬-阿部バッテリーは、調子の悪い相手選手に対して余裕が感じられました。で、テレビで観戦しながら、「岩瀬投手を登板させるほど危機感を抱いている監督・コーチ」と「余裕のある選手たち」の温度差が少し気になっていました。(これは↑上記の島野さんの話に続く。)


話を戻して、この場面では外角一辺倒の配球で良かったはずで。よほど岩瀬投手の球にキレがなかったのでしょうか?見せ球に内角を要求するのはセオリーとしてはアリとしても、ストライクゾーンに投げるのは正気の沙汰とは思えず。WBCの時の彼はとても怖い存在でしたが、今は(言っては何ですが)料理しやすい選手だと思うわけで。外角ばかりの配球に焦れて踏み込んで来ても外角のボール球で打ち取れば済む話ですし、調子は悪くとも一発のある選手に対して不用意な攻め方だった気がしました。ちょっとミスとしては古典的なものなので、気がかりであります。


あと、藤川投手の失点は、フォークが落ちずに甘く入ったのを打たれた、という感じでしょうか?そういうこともあると気持ちを入れ替えて、また頑張って欲しいものです。



以上、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。


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