采配と配球

あんまり、非難めいた事ばかり言いたくはないのですが・・・。今年初めて真面目に観た野球の試合は、勝てた筈の展開だっただけに残念です。。。という事で、北京オリンピックの韓国戦について。かなり久しぶりの野球ネタです。


今日はお墓参りをして。ついでに、久しぶりに車を出したので、なぜか神戸市北区辺りまで足を伸ばしたりして。帰宅後に、ビール片手にテレビで野球観戦という、オヤジの常道を行く過ごし方をしていたわけですが、何とも哀しい結果でありました。

負けた試合を詳しく振り返るのも腹立たしいので、2点だけ。


・采配

まず、この試合は、2-0で勝てる可能性が高い試合でありました。それを妨げたのは、第一にベンチの采配であると思います。

もしも、早めの継投策に徹するならば。相手の打者が3巡目に入ったところで和田投手をすっぱりと交替させるべきだったでしょう。実際、2巡目に入ってからは打者が慣れて来たのか、ヒットを打たれる事が多くなっていました。

ただ、これは結果的には試合には影響のない部分でありました。その意味でも、和田投手の踏ん張りは素晴らしかったですし、失点の第一の責任は彼にはないと個人的には思います。


試合の結果に直結してしまったのは、7回に和田投手を引っ張ってしまった事。おそらく、阪神の岡田監督や中日の落合監督であれば、すっぱりと7回の頭からピッチャーを交替させていたと思います。そして、1イニングずつ3人の投手をつぎ込んで、試合を終わらせに行った事でしょう。

これは、後ろを投げる投手(具体的には、特に藤川投手)に対する首脳陣の信頼が薄いという事なのでしょう。確かに、彼の様な球は、タイミングさえ合えば腕力のある各国代表の選手にスタンドに持って行かれる可能性は否定できず。とはいえ、絶好調時のように空振りの山を築けないまでも、彼の球に合わせるのはやはり難しいわけで。その上、ソロ・ホームラン1本ならば大丈夫という状況だったわけで、素直に川上・藤川・岩瀬という継投が無難だった気がします。


結局、和田投手を引っ張った事で、フォワボールの時点で交替させられず、同点ホームランという最悪の結果を引き出してしまいました。かつ、元来先発の川上投手を回の途中から、しかも流れの変わった状況で登板させる羽目になり。更に8回途中から岩瀬投手をもつぎ込む羽目になり。勝負所の9回に彼を続投させざるを得ない状況に陥ってしまったのが、なんとも皮肉な感じでありました。


采配についてまとめると、あの展開で投手陣は誰も責められません。また、7回の頭に和田投手を続投させた後の首脳陣の継投策も悪くはなかった。ただ、続投という判断だけは大いに問題で、それが高くついたな、という印象でありました。



・配球

基本的に、阿部捕手のリードについては、オーソドックス過ぎて物足りないと思っていました。ただ、彼の場合は打てる捕手という事で、打撃の調子が良い時には思い切った配球が見られたりして。とは言っても、オリンピックという緊張感の高い舞台では、無難な配球が増えるだろうな、とは覚悟していました。

ま、それはおそらく矢野選手が出てもあまり変わらないと思いますし、肩の強さを考えても矢野選手が先発というのは考えにくいわけで。と言う事で、自分が阪神ファンだから巨人の選手に辛口なわけではないとご理解下さいませ(笑)。


ホームランを打たれた場面。2球で2ストライクを取りながらも、慎重に外角を攻めて2-2に。ファールで逃げられたりしてボールに目を慣らされ。最終的には内角低めで勝負するのかと思っていたのですが、フォークボールを見極められた後の7球目。4球目だったかにファールで逃げられたのとほぼ同じ高さに甘く入ったボールを打たれてしまいました。失投という要素もあったでしょうが、厳しい言い方かもしれませんが、無駄に勝負を長引かせた捕手の責任の方が重い気がしました。


そして9回。悪送球による5失点目ではなく、まだ同点の場面。2アウト2塁でカウント2-2からファールで粘られて。恐らくは、その時の空気を嫌って1球外したのだと思うのですが・・・。

捕手の第一の仕事は、投手をいかに打者に集中させるか、だと思います。間合いを外してタイムを取ったり、様々な配球を指示したりするのは、結局はそれに繋げる為で、それで相手打者を打ち取るという結果を引き出してもらうわけです。

ただ、あの場面では、投手よりも捕手が雰囲気を嫌った感じで。結果、2アウト・フルカウントで走者が自動的にスタートを切れる状況を作ってしまい、ヒットで1点という舞台が出来上がりました。

この時は幸いにしてフォワボールという結果でしたが、「何度粘られようともここが勝負所」という場面で逃げてしまった事(勝負に徹してフルカウント→フォワボールならまだしも)で、流れを相手に渡してしまったかな、と。その場面だけを見れば1塁が空いていたわけで、勝負を避けてもそれほどの損はないという判断は至極妥当なものですが、勝負の神様は(残酷な意味で)公平だな、などと思った次第であります。



とはいえ、あの状況でもすんなり相手に勝たせなかった辺りは、次に繋がる重要な事だと思います。故にしっかりと上を向いて胸を張って、負けた相手には準決勝以降で雪辱を果たしてもらいたいものであります。

以上、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。



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コメント

補足

何となくコメントで(笑)。

以下の記事にこの記事の補足を書いていますので、興味のある方はご覧頂ければ幸いであります。

<a href="http://1985bko.blog110.fc2.com/blog-entry-237.html" target="_blank">星野後継</a>

以上。
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