EURO2008-C

早く書かないと決勝が始まってしまうので、前振りはそこそこにグループCの諸国について。ちなみにグループDは決勝の後で書くつもりです。



・オランダ

実は密かに優勝予想。で見事に撃沈したわけですが、もともと消去法での予想だったので、それほどダメージはありません。ちょっと優勝するには真っ正直すぎたかな、とか。

ちなみに予想の経緯ですが、まずグループDを考えると、スペインは無敵艦隊の名前の由来を考えてもこれまでの体たらくを考えても推しにくく。連覇は無理だろうからギリシャもパス。ヒディンクはグッド・ルーザーという感じで、対戦するには最高に嫌な相手ですが、最後まで勝ち残るイメージがないのでパス。スウェーデンは決勝トーナメントになると勝負弱いイメージなのでパス。

という事で、決勝に行くのはこのグループCのどこかだろうと。で、イタリアも対戦するには本当に嫌な相手ですが、W杯に続いての賜杯は無理だろうという事でパス。フランスは星占いでは無理っぽい感じなのでパス。ルーマニアはグループ突破の可能性はあってもファイナリストという感じではないのでパス。で、戦力的な事を言い出すと不安は出て来るものの、多少の贔屓も込めてオランダかなぁ・・・という感じでございました。


結局、オランダに限らない事ですが、対戦相手次第で全く違った結果になっていた気がする今回のEURO。要するに抜きん出た国がなく、出場国の実力差が小さくなって来たという事なのでしょうけれど、対戦相手との相性って重要だなぁ、とか思ったり。オランダも、相手がスウェーデンなら4年前のいいイメージもあるでしょうし、まだ食い下がれたのではないかと。


ロシアに完敗した印象が強いので、グループリーグの快進撃がすっかり薄れてしまったのが哀しいところですが。フランス戦だったか、ロッベンを入れてファン・デル・ファールトをボランチの位置に下げた攻撃的な姿勢は好感が持てました。守備はどうすんねん、ってな無粋なツッコミはロシア戦を考えるともっともな意見ではありますが、部外者的にはそういうチームも存在して欲しいしね、って感じで。

トーナメント特有の緊張感は好きですが、石橋を叩き合って時計の針を進めるチームばかりだとさすがに面白くないわけで。その意味でも、準決勝のスペインは面白かったなぁ、とか思うのですが、優勝が掛かるとどうなるのか?今夜がとても楽しみであります。


話を戻して、今後のオランダを考えると、やっぱり存在感があったファン・ニステルローイやファン・ブロンク・ホルスト、ファン・デル・サールといった面々からどうやって世代交代を果たすのか?2010年を考えると多少の不安が出てきますが、どんな若手が出てくるのかと思うと楽しみですね。というか、選手よりもロッベンの怪我癖を止めてくれるお医者さんの出現が待たれるところかもしれませんが。。。



・フランス

やっぱり書き出すと長々と書いてしまうもので。ちょっと意識してサクサク行きます。という事でフランス。

いつまでも同じ面々ではなかなか通用しないよね、って感じで。このチームにジダンがいれば違っていたのでしょうけれど・・・。無い者ねだりシリーズ第四弾。

素人目に思ったのは、守備は決して悪くなかったものの、どうにも攻め手がなく、結果的に失点してしまう感じで。W杯と比べると失点数の激増から守備面で問題があった印象が強くなりがちですが、大量失点は結果論だったような気がしています。

相手の攻撃を防いだ後で、「攻撃の起点となってボールを前線に渡す」「前線でボールを受けてチャンスメイクをする」「得点を決める」という3つの役割が必要な中で、それができる選手がリベリーとベンゼマの二人だけという人材難。一度リベリーが中盤左、ジダントップ下、ベンゼマ1トップで観てみたかった感じですが、二人の問題点を把握した動きは興味深く、かつ切ないものでありました。だってボールを運ぶために下がって持ち上がってみたら、渡す相手が見付からなかったりするわけで。辛い話でありました。

ちょっと思うのは、ナスリはまだ無理だったのかな?とか。アンリについては、ジダンが中心の時代でも二人の実力の合計イコールチームの実力にはなっていなかった感じで。彼を使うなら使うで、とことん中心に据えてチームを作るしかないと思うのですが、そうなるとピレスとかを呼んでも良かったのではないか、とか。ヴィエラが出られなかったのも痛かったかもしれませんね。決して嫌いな選手ではなく、チームプレイをしようとするアンリはあんまり見たくないとか、そんな感じでしょうか。彼が好き放題やっても穴埋めしてくれるチームメイトがいればなぁ・・・って感じでありました。


グループCはイタリアといい世代交代の必要に迫られるチームが多いですが、フランスも2年後にどうなっているのか?他人事なので無責任に楽しみにしております。しかし、あの年齢でベンゼマは凄いなぁ。。。



・イタリア

無い者ねだりシリーズ第五弾。W杯ではそれほど調子がいい感じではなかったものの、やっぱりトッティがいたらなぁ・・・と。ピルロとトッティと、二箇所で起点が作れるとまだ違ったのではないかと思ったり。で、前線の数人頼みの攻撃をするなら、インザーギがいればなぁ・・・とか。もちろん守備の安定という意味でカンナバーロがいればなぁ・・・とか。W杯よりも戦力ダウンした中で、このグループを突破したのは上出来だったような気もします。

イタリア=カテナチオというイメージは随分前に無くなってしまいましたが、監督にしてもそれを脱却してどんなチームにするのか、という点で四苦八苦しているような。思い切って一人の監督に5年ぐらい任せてみるとか、長い目で見たチーム作りが必要な印象でした。何とか個人でもっているような感じで、若い選手たちが伸び悩むと2年後も辛そうな気配でありました。



・ルーマニア

ムトゥ次第のルーマニア。彼のむらっ気というか、プレイぶりが面白かったです。

素晴らしい得点を決めつつもPKを外したショックを延々と引きずったり(外す事自体は運不運もあるから仕方がないとして)、逆にノリノリすぎて守備の時に中盤に戻らなかったり。人間味溢れる、というか、何だか憎めなくて良いですね。


関係ないですが、少し前の代表戦。大久保選手の赤紙について。三次予選ぐらいで出て良かったのでは?なんて個人的にはそれほど批難される事でもないと思っていたのですが。何やら「いつまで経っても成長しない」とか厳しい意見が多いみたいですね。W杯の決勝やCLの決勝でやらかす選手もいるわけですし、それに比べると・・・という気もしますし。久しぶりに気の強い姿を見られて、個人的には評価アップだったのですけれど。。

もちろん、強い気持ちを持ちつつもそれを上手くプレイに出すのが一番ですが。いつもそう上手く行くわけはなく、時には過剰な態度が出ることもあるでしょうし。強い気持ちを持たず淡々とプレイする事が良いような風に書かれている方もおられましたが、実は強い気持ちを持っているのに、それを他者に伝える事が苦手な選手は良いとして。気持ちのこもらないプレイをする選手なんて、どんなに上手くても代表には要らないと思ってしまうのは少数派なのでしょうかねぇ。。。

とにかく、ミスを激しく批難して、いわゆる「角を矯めて牛を殺す」事にならないように。欠点を指摘して小さくまとまってしまうよりは、長所を伸ばして、いびつでも素晴らしい要素をも持つ選手に成長して欲しいものですね。



関係のない話などもあって長くなってしまいましたが、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。


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テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

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