自己分析からつらつらと

珍しく、自分について考えてみましょう。

人から指摘されるのは面白いもので、時に両極端な意見を聞くことがあるのですが。自分の場合だと、「自信を持ちすぎで、過信する傾向にある」と言われたり。「深刻に捉えすぎで、もっと自信を持て」と言われたり。もちろん、状況によって人に与える印象は違って来るのでしょうけれど、これらは結局どちらも自分の性格の一部を言い当てているとも思えるわけで。


現在の自分について考えると、これはもっぱら否定的で。至らぬ部分があまりに多過ぎて、時々嫌になるのでありますが。細かい点までも深刻に、というか真剣に反省し過ぎて、それが他人からすれば「自己評価が低すぎるのではないか」なんて感じられるのでしょう。

そして未来の自分について考えると、これは案外楽観的で。自分なら何とかなるだろうという「根拠のない自信」が、他人からすれば危なっかしく思えるのかもしれません。


これらは当然自分の中では繋がっていて。未来に対する自信過剰は、できる限り現在の自己評価を辛くして自身を高めようと思っているからこそ生まれるわけで。ゆえに未来に限らず現在でも、これまで積み上げてきたもの(量とか時間とか)が実感できるものについては、自信過剰の傾向がありそうです。

逆に、未来の自分への期待というか自信がないと、現在のような自分を律した過ごし方で毎日を送るのは難しいのではないかと。自分には殆ど非がない場合にも、まずは自己反省から思考をスタートさせるのは、なかなか辛いものです。反射的に出る感情を何とかやり過ごし、反省材料を探し求める姿は自虐的にすら思えるわけで。未来を視野に入れていないとやってられないでしょうね。


根底にあるのは、より良い自分でありたい、より良い自分になりたい、という思い。向上心と言って良いかもしれませんが。これがまた他人から言われやすかったりするのだから、難しいものです。


向上心とは他人に見せるものではなく、自分の中で強く意識しておくべきものだと思うのですが。少なくとも、他から言われてどうにかなるものではないと考えていて。ゆえに自分は、他人に向上心が「見えない」とは言えても、向上心を「持て」とはとても言えないのです。

あるものを他人に見せる事は頑張ればできるし、それによって一定の効果がある事も確かですが。外部から勝手に「向上心がない」と決め付けて、上から偉そうな事を言うのは、ちょっと品が無いというか。発言者にこそ自己反省の余地があると思えてしまうのであります。(もちろん、言語力が未熟なだけで、真剣に相手の事を慮って対等な目線で呼びかけている場合もあるでしょうから、言葉そのものだけではなく、イントネーションなり態度なりをも考慮すべきでしょうが。)


反省をしても、自分の性格や行動はなかなか改善できないもので。何度も同じ反省を繰り返すのは嫌なものですが、それでも「自覚」の有無は大きいと考えていて。その時には気付けず、随分時間が経ってからやっと思い至った人ですら、自分の反省点を自ら自覚できない人とは決定的な違いがあると。

多少の偏見があるかもしれませんが、他人に「向上心がない」と言い放てるタイプの人は、例えば「働かざるもの喰うべからず」といった言葉も平気で口にできそうな気がします。こちらも負けず劣らず下品な表現だと思うのですが、共通するのは上から目線。自分は絶対的に上の立場だという傲慢さ。言葉が他人に与える印象を自覚できていないからこそ使える表現は他にもあって、自分も気を付けたいとは思っていますが。傲慢さに憧れる人が増え、謙虚さが美徳にならなくなったのはいつ頃からだろう、なんて考えたり。


ふと、フェルマーの最終定理を思い出しました。数学の才能があると自他共に認められながらも、この定理の魅力に取り付かれたが故にさしたる業績も残せず、言わば「人生を棒に振った」人たち。それは、彼ら自身が自分を振り返った時にのみ使える表現で。結果こそ出なかったものの、自己の才能を駆使して、人生を通して一つの事にのみ向き合った方々。そんな彼らの人生は「無駄だった」と言えるほどの人生を送った人が、仮にこの世にいたとしても、そんな人は絶対にそんな事は言わないのではないか、とか。


他人への評価や態度は、自分自身を映す鏡のようなもので。他人を批難する事はとても難しく、結局は批難者自身の狭量ぶりや未熟さを露呈するだけだったり。少なくとも、分かる人には分かられてしまう。今の自分の未熟さを思うと怖い話ではありますが、そうした鋭い洞察力を持つ方々に評価して頂けるような人間性を目指したいというか。派手さはなくとも実のある形で成熟していきたいものですね。


結局は半分ぐらいが一般論になってしまいましたが、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。


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