インカ帝国~サンデースポーツとジーコ・ジャパンの遺産

今日は7月1日(日)の夜の9時から放送していたNHKスペシャル「失われた文明インカ・マヤ第1集:アンデス ミイラと生きる」を観ました。

アンデスのミイラとインカ帝国については以前読んだ事があるのですが、それが現在もキリスト教の信仰の中に伝統として受け継がれているのは初耳で、とても興味深かったです。


そして、そのままサンデースポーツを流していると、アジアカップ三連覇に挑むオシム監督のインタヴューがありました。

結果を出したいと語る指揮官の話や、チームの雰囲気はいいと語るGKの川口選手の声を聞いていて、何故かふと思い付いた事があります。

それは、マスコミもファンも、ジーコ時代の4年間を、「全く無駄な、『失われた4年間』だった。あれは無かった事にしよう」という前提の方が案外多いのではないか?という事です。


W杯のオーストラリア戦での采配を始め、ジーコの監督としての能力が、一流の監督と比べて劣っていたのは確かです。

しかしながら、ジーコに短所があり結果も残せなかったから全ては無意味な事だった、と片付けてしまう事は、それこそがあの4年間を意味の無いものにしてしまう諸悪の根源たりえないでしょうか?


逆に言うならば、あの4年間を無意味なものにしない為には、短所はさておいて、ジーコが教えてくれた事、ジーコの長所をきちんと理解して次の代表に伝える事が必要なのではないか、と思うのです。


さて、ではジーコの一番の長所とは?
それは勿論、「勝ちにこだわる気持ち」です。

かつてドゥンガが磐田に伝え、ジーコが2004年のアジアカップで示したそれは、残念ながらドイツでは感じる事ができませんでした。


世界の舞台に立つ事が目標だった時代は、選手個々の気持ちでカバーできました。

しかし、世界の舞台で勝つ為には、チーム全体でそれを共有しなければ、(一人で試合を決めてしまうほんの一握りの才能が現れない限りは)難しいのではないでしょうか?


先の大戦の様に、そもそも勝てる見込みが殆ど無い無謀な状況での『精神論』はどうかと思いますが、実力が近い相手と戦う時には、気持ちのあり方は勝負を左右する一番の要因にさえなりえます。

そうした事を、この戦いを通して新しい日本代表の方々に学んで欲しいな、と、そんな事を思ったのでした。



思ったよりも長くなってしまいましたが、読んで頂いてありがとうございました。
今回はこれにて。
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テーマ : サッカー日本代表 - ジャンル : スポーツ

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