あじさい通り

たまには気楽な日記を書いてみようという事で。梅雨の時期は天候の問題から予定が立て難いのが残念なところですが、雨降り続くようでも別に良いかと気楽に考えながら、紫陽花を楽しみに宇治まで足を伸ばして参りました。


■JR宇治駅

改札を出て階段を下りると、妙なオブジェが出迎えてくれました。2001年に宇治市制50年を記念して、茶壺をイメージして作られた郵便ポストなのだとか。
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また、駅前には一時間ごとにお目見えする茶摘み人形があり、見事なまでに誰も見ていませんでした(苦笑)。貼り付けると脱力しそうなので、リンクだけに留めておきます。

☆京都 JR宇治駅前 茶摘み人形


そんなこんなで、三室戸寺行き臨時バス「あじさい号」に乗って目的地に向かいました。ちなみに、名前以外はいつもと変わらぬ普通の京阪バスだった気がするのはここだけの秘密。


■三室戸寺

実は宇治界隈では妙なオブジェが流行の最先端なのかもしれません。急な階段を上った先にある宇賀神の像のインパクトを、三室戸寺の公式ページの写真でお楽しみ下さい。馴れ馴れしく撫でまくって来たのは、申し上げるまでもございませんでございましょう。


本堂の前では、翌月に備えて大量の蓮が・・・って、紫陽花はまだかと言われちゃいそうなので、とりあえず写真でも。本格的なカメラを持ち歩いている方々が予想以上に多い中、気楽に携帯で撮って来ました。
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だらだらと、全てのあじさい通りを塗りつぶすようにうろちょろした後で、上記の宇賀神の像に関連する蛇体橋を確認して、再びバスに乗り駅前に戻りました。傘ささずに上向いて走っても大丈夫な天候で良かったです。色んなところ(写真の朱色の橋の手前とか)で、立ち入り禁止の柵に阻まれたのが残念でしたが。。


■中村藤吉本店

出掛ける前はスイーツのページばかり見ていたのに、何だかんだと歩き回ってお腹がすいていたので茶蕎麦を食しました。小さなデザートも含まれていて、食べてみると予想以上に量も多くて美味しかったです。

暖簾をくぐって庭を横目に奥に入って行くわけですが、かつての製茶工場の古い柱や梁などをそのまま上手く利用していて、天井も高く趣があって良かったです。


■おしまい

暮れはつる 秋のかたみに しばし見ん 紅葉散らすな 三室戸の山
山吹や 宇治の焙爐(ほいろ)の 匂ふとき



三室戸寺のパンフレットには、これら西行と芭蕉の作品が紹介されていました。いずれも今の季節とは違うのが少し残念なところで。。そんなわけで、最後に万葉を引用しながら締める事にしましょう。


あじさいの 八重咲く如く やつ世にを いませわが背子 見つつ偲ばむ  橘諸兄
言問はぬ 木すらあじさい 諸弟らが 練りのむらとに 欺かれけり  大伴家持



以上、今日はこれにて。

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百箇日

日付が変わって、本日18日で震災から百箇日になります。既に75日を過ぎた辺りで世間的には随分と関心が薄れた感を受けますし、それは決して責めるべきではないと思いますが。自分としては、どんな形であれ、やはり文章にして区切りを付けたいと思いつつ・・・。特に原発に関して叙述するのが億劫で、何ともならないものを感じます。

今さら自分が原発について思うところを述べたとして、それが読み手の興味を惹くものになるとも思えず。とはいえ、義務や仕事絡みではない文章なので、好きに書けるという利点もあるわけで。。

結論として、今回は要旨とまとめだけを書いて、途中の各論は項目のみで省略しようと思います。気が向けば、あるいは万が一リクエストでもあれば追加するかもしれませんが、実際のところそんな期待に見合うほどの内容ではなく。付き合いがそれなりに長い方々であれば、見出しだけで概ね言説が想像できると思いますので、そんな言い訳でもって手抜きに走ります(笑)。


■要旨

今回の震災について、まず語るべきは地震と津波の問題であり、これらは義務教育の中でたとえ数コマでも追加すべきかと思ったりもします。小学生では具体的な避難方法やその根拠となる状況判断について。中学生では、例えば高波や高潮とは違った津波の特性を、ベルヌーイの定理(エネルギー保存則)を使って防波堤の高さという現実に結び付ける形で紹介すると、理科好きの生徒たちは喜んでくれるんじゃないかなと思ったりもしますが…手前味噌かもしれません(苦笑)。

いずれにせよ、それらの被害からの復興という視点を第一に視野を広く保ち、そして再び災害が発生した時に少しでも被害を減らすための現実的な対応というテーマで、色んなところで議論が深まって欲しいものだと思います。


原発の問題は、先の二者に比べると、特に教育という点では優先度が下がるという認識です。とはいえ、学ぶべきと思う人の行動を周囲が「気にしすぎ」云々と妨げる事や、逆に問題意識の強い人が無関心な人を批難するような事は、個人的には避けて欲しいかなと思います。自分について言えば、原発問題は戦後の我が国における諸問題の多くに繋がっている側面があり、表現が適切でないかもしれませんが興味を惹かれる問題だというのが正直なところです。

とはいえ率直に言って、現在の原発に関するやり取りの多くは、既に60~80年代に繰り返された初歩的な内容に止まっている気がします。幾つかは具体的に以下で述べ…ませんが(苦笑)、過去に費やした時間や労力を無駄にせず、それらの上に積み上げる形で議論がなされて欲しいものです。感情論や、安易な結論付けで思考停止に陥る事や、問題の単純化で付随する要素を一斉に切り捨てる事や、議論の内容ではなく話者の人間性を批判する事や、まぁそういった諸々はいい加減に見たくないものだなと思う今日この頃なのでした。


以下では、特に原発について自分が具体的に思考したあれこれが、素晴らしく端的かつ美しい展開と表現で述べられていると想像して下さいませ(笑)。


■政治の話
・現政府の話
・国会の話
・???の話
・他国との関係


■国内報道の話
・専門家の話
・反対派の話
・議論と傾向の話


■海外報道の話
・海外への情報発信
・海外での受け止め
・国内での活かし方


■まとめ

震災から間もない頃、某所で仲良くして頂いている川の果てさんが、「原発の知識、現状の把握、情報の信憑性、および健康への影響を判定するという4点各々の難度の高さを考えると、それぞれの専門家であってさえ、全体像をどの程度把握できたものか?」と指摘しておられました。

現在責任ある立場に就いている方々や原発問題を公共の場で論じる専門家であれば話は別ですが、普通の一般市民の主張の中に初歩的な欠陥を感じたとしても、それは自分もいつかやらかす事です。それゆえに、間違うのはお互い様といった心持ちで、状況に応じて訂正し合えば良いのではないかと思うのです。

一般大衆は、知識も経験も思考の積み上げも、いずれも専門家に劣るかもしれません。が、数という現実に存在する利点を活かして、思考をそれぞれに補い合う事はできます。更に、原発問題には興味を惹かれない方々がそれぞれに合った日常を継続する事は、多様性の維持に繋がるわけで。


現在の我が国は考えるべき事が山積みで、そして現状は…ですが、単純な画一モデルの強制が広がり、ますます先の見えない事態に陥る事は、少なくとも自分の周囲ぐらいでは避けて欲しいなぁと思ったりする今日この頃でありました。


以上、今日はこれにて。


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極めて個人的な・・・

個人的な話で、決して明るい話ではありませんが。


本日の夕方に、自分が子供の頃から知っている人の訃報を聞きました。報せてくれたのは息子さんで、午前中にも連絡をくれた由。見知らぬ着信履歴がそれでした。高血圧の持病があり、風呂場での発作から、そのまま帰らぬ人になったそうです。おそらく、一瞬の苦しみで済んだのではないかと思います。

家族や同年代の友人を除けば、子供の頃に故人以上に多くの時間を共にした人は、ごく僅かでした。成人以降はさすがに少し疎遠になりましたが、頻繁に付き合いがあった時期が自分の思春期と重なるだけに、色々と思い出す事がありました。年上とはいえ何かを教わるという感じでもなく、一緒に馬鹿をするような、気楽な過ごしかたが主でした。


自分の過去を、特に子供の頃を知っている人を喪う事は、何かの折にふと思い出した過去の時間を、共有した記憶を、口に出して懐かしむ相手を一人、喪う事です。それはこれまでにもあった事で、しかし、これからますます増える事なのでしょう。

自分はどちらかといえば相手の話を聴く役割が多く、例えば、極めて具体的かつ直截的な夫婦間の話、これは今から振り返ると単なるお惚気としか言い様のないもので、思春期を迎えつつある自分には刺激的かつ知りたくもないような話でしたが、それらの他愛もない話を持ち出して一緒に苦笑できる人は、もういないのだなと。

あるいは、夕食後にたこ焼きを求めて夜道を歩いた事や、ほぼ徹夜明けで海に泳ぎに行った事や、いくつもの大人のアイテムを横流ししてくれた事や(故人の名誉のために言い添えておくと、その中には宇宙を語るホーキング博士なども含まれています)。。。定年を迎えたとはいえ、まだ人生はこれからと思っていただろうに。。


亡くなった人を時どき思い出して懐かしむ以外に自分にできる事はなく、立派に成人した息子さんたちにしてあげられる事もおそらく無いと思いますが、最後に、故人から連想した曲を流しながら、この文章の幕を引く事にします。


YouTube - Savage Garden - Truly Madly Deeply with Lyrics !!

豪州旅行に行く際にお土産の希望を聞かれて、「現地でヒットしているアルバム」と答えたところ、買って来てくれたのが彼らの1st.アルバムでした。故人にしてみれば何の事やら分からぬ曲だと思いますが、人の記憶とは本当に妙なもので、突拍子もない事や些細な事を、何故か覚えているものですね。


このまま変化球で収めようと思っていたのですが、下書きを読み返して思い直すところがありました。故に、やはりストレートに故人に繋がる曲を、思い入れの順に貼り付けておきます。極めて個人的な話をここまで読んでくれた方々、ありがとうございました。


No.3:YouTube - 河島英五(40才) / 野風増


No.2:YouTube - 河島英五(37才) / 時代おくれ


No.1:YouTube - 上田正樹 【悲しい色やね】