西行と桜のお話

桜について色々と書いてみたい事があるのですが、いつも通りどうにもまとまらないままに書き始めてみる満月の夜、皆さまいかがお過ごしでしょうか?


さて、桜に関する歌の中でいちばん有名な作品は何か?と言われるとなかなか難しいわけですが、そうしたいくつかの候補の中から、今日は西行の作品を取り上げてみましょう。

ねがはくは 
花の下にて 
春死なむ 
そのきさらぎの 
望月のころ


西行の入寂は今から820年前、1190年の2月16日でした。一説には仏陀入滅の日とも言われるこの日は、現グレゴリウス暦では3月23日に当たります。西行忌は旧暦に従って2月に設定されているのですが、そうすると桜の開花が期待できないのが残念なところであります。

「という事は、3月23日に西行を想えば万事解決ではないか?じゃあ一週間前に教えてくれればよかったのに。」・・・と思った方がおられたとしたら、筆者としても我が意を得たりと破顔一笑、話が進めやすくなるので皆さまそう思われたとして続けます(笑)。


この話をなぜ今日書くのか?正確には、2010年3月30日の深夜、日付の上では31日に書く理由が実はあります。・・・などともったいぶったところで、勘のいい方にはお見通しだと思いますが、31日は旧暦の如月一六日なのですね。そして、本年3月の望の日(満月)は1日と30日です。

太陽暦では同じ月に満月を二度見る月があり、その二度目の月をブルームーンと呼びます。我が国においては今年の1月にもブルームーンが鑑賞できました(日付の関係で、欧米などでは昨12月の大晦日がブルームーン)。

整理すると、旧暦上では西行入寂820年目の忌日にしてブルームーンという特別な日に当たるわけですが、今年はそうした意識でもって桜を眺めるのも一興ではないかという事で、だらだらとうんちくを並べ立ててみた次第であります。


なお、西行が出家したのは洛西に位置する勝持寺で、鐘楼堂のそばの枝垂桜は「西行桜」と呼ばれています。また、西行が入寂した河内の弘川寺も「西行桜」で有名で、こちらは山桜が主との事。市街中心部から足を伸ばして花見に赴くのも一興かと思いますので、興味を惹かれた方はご検討下さいませ。


以上、今日はこれにて。


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姿勢(BlogPet)

きのうはBKOの姿勢みたいな実用したいなぁ。
それで監督された!

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

夢の話と身長の推測

どうも最近、長文を書き始めても筆が乗らない感じなので、簡単なものを書いてリハビリしてみようかと。という事で、そんな時に役に立つ夢の話でも書いてみましょう。


話としては簡単なもので、とあるネット上の友人と直接お会いしていた夢でした(故に顔はぼやけた状態でした)。舞台は大阪駅で、食事をしながら楽しく過ごして解散となりました。そして、何故かその方は、「JR貨物」に乗って帰って行かれました。。。

とりあえず、身を張ってネタを演じるような方ではないと思っていたのですが、意外な一面にビックリして目が覚めてしまった次第であります(苦笑)。


ところで、ネット上での知り合い、文章でやり取りするだけの知り合い、友人から話はよく聞くものの会った事のない知り合い等々、外見が分からない知り合いは案外に大勢いますね。

彼ら彼女らと実際にお会いした時に、イメージというか雰囲気としては予想とさほど違わない事が多いのですが、自分がとても苦手にしている要素があります。

ってタイトルに書いているのでバレバレですが、自分は身長を外す事がかなり多いのですね。長身と思っていたらそうでもなく、平均ぐらいかと思っていたらやたら高かったり。。。

どうも最近では諦観の域にまで達していまして、実際にお会いする時には、自分の先入観と逆の身長の人を探すようになっております(笑)。

という事で、見知らぬ人の身長をどれほどの正答率で推測できるものなのか?私と同レベルの方からシャーロキアンな域の方まで、その能力の程をコメントで教えて頂けると幸いであります。


以上、今日はこれにて。


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暗算の問題を出される(BlogPet)

BKOの「暗算の問題を出される」のまねしてかいてみるね

なにやら春めいてしまったインド数学などもあってはどうでも良いのでそれは、教えてしまわないもので。

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

暗算の問題を出される

なにやら春めいてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?今年は花見が早まりそうですね。

さて、ちょっと暗算の問題を出されてしまったので、今日はそれについて。一応、解答は得られたのですが、より綺麗な解法がないかなぁという事で、思い付いたら教えて頂けると幸いであります。



■問題

「10の二乗と11の二乗と12の二乗と13の二乗と14の二乗の総和を365で割った答えを暗算で計算して下さい。」

ちなみに、式にすると↓こうなります。なお、「^2」で二乗を表現しています。
(10^2+11^2+12^2+13^2+14^2)/365=???



■雑談

で、まずは自分で考えてみたいという方に解法が見えてしまわないように、軽く雑談でも書いてみましょう。

確か小学校4年生頃だったと思うのですが、知り合いが中学受験を終えて、親が参考書を貰って来た事がありました。確か国語・算数・理科の参考書が1冊ずつ。

で、結論から言うと3冊あわせて10ページほど読んだだけで終わってしまったのですが(苦笑)、あの時に真面目に勉強していたら未来は変わっていたのかもしれません。まぁ、今となってはどうでも良いのでそれはさておき。

その参考書で唯一面白かったのは算数の計算の話で、「二乗の数を覚えておくと計算が楽になる」という事でした。数年前にブームになったインド数学などに通じる話ですが、実用性以前に数字の持つ印象の不思議さが好きだったので、とりあえず30までの二乗の数を暗記しました。

ただ、やはり単純暗記というのは面白くないもので。なかなか覚えられない数などもあって、そんな時にぼ~っと数字の羅列を見ていて発見した事が幾つかあります。

一つは、1,4,9,16,25・・・という並びを見ていて、その差が3,5,7,9・・・と奇数の並びになっていること。これは分かり易いので、周りの人に話しても褒められる事が多かったです。肝心の参考書は全然読んでないのに(苦笑)。

もう一つは三平方の定理が絡むのですが、ちょっと雑談のつもりが長くなったのでこの話は省略。また機会があれば書く事にします。で、解法。



■解法

分かり易いように、12=aとします。すると問題の式はこうなります。

分子=(a-2)^2+(a-1)^2+a^2+(a+1)^2+(a+2)^2
aの係数が打ち消しあって0になる事を見越しています。展開して行きます。

分子=(a^2-4a+4)+(a^2-2a+1)+a^2+(a^2+2a+1)+(a^2+4a+4)
  =5a^2+(-4-1+1+4)a+(4+1+1+4)
  =5a^2+10
  =5(a^2+2)

残念ながら、ここからは力技になります。a=12を代入して。

分子=5(12^2+2)
  =5(144+2)
  =5×146
  =5×73×2
  =365×2

故に答えは「2」です。



■まとめ

一応、何とか暗算でできる解法ではあるのですが、よりエレガントな解法があるのかないのか?自分の能力ではこれが限界なので、面白い解法を見付けた方がおられましたら、教えて頂けるととても嬉しいです。


以上、今日はこれにて。


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レアル・マドリード対リヨン

今日は結局、風邪で一日寝て過ごしていたわけですが、いい加減に寝るのも飽きたし、気晴らしに何か文章でも書いてみることにします。ちなみに、必要以上にぬくぬくの状態なのでご心配なく。


さて、何を書くかですが、先日の水曜日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード対リヨンの試合について、思い出しながら書いてみます。一応、詳しくない人にも分かるような書き方を心掛けるつもりですが、どうなる事やら?とりあえず面白い試合だったので乞うご期待という事で始めてみましょう。



■前提条件

第一戦はリヨンが本拠地で1-0の勝利。それを受けてマドリードでの第二戦です。つまり、レアルは最低限勝って一勝一敗に持ち込まないと敗退してしまいます。

仮にレアルが二点以上の差を付けて勝利した場合、一勝一敗ながら得失点差で上回れるので勝ち抜け。

一点差での勝利の場合、1-0なら延長。2-1や3-2などの場合は一勝一敗で得失点差も並びますが、その場合は「敵地での得点が多い方が勝ち抜け」というアウェイ・ゴール方式が適用されます。レアルはアウェイ・ゴールが0なので、この場合はリヨンの勝ち抜けになります。



■前半の両チーム

・レアル・マドリード

先週末に行われたリーグ戦では、本拠地で0-2の状態から3点取って逆転したレアル。この時は、グティとファン・デル・ファールトという攻撃的な二人の選手を同時に投入して試合の主導権を握ったみたいです。→Yahoo!スポーツ - リーガ・エスパニョーラ 2010年3月6日 レアル・マドリッド vs. セビージャFC

日本代表に例えるなら、中村俊輔を中盤底に置いて、右に石川、左に松井、2トップは森本でも平山でも本田でもその他お好みでどうぞというぐらいに攻撃的・・・は言い過ぎか。ここまでやれるのは原博美さんかビクトル・フェルナンデスぐらいかもしれませんね。ところで、原さんのtwitterのアカウント、@iijikantaiって...(笑)。と、分かり易く例えるはずがマニアックな話をしていてはダメですね。閑話休題。


で、この試合ですが、数日前の流れを上手く持ち込めた印象で、とにかく前半で勝負を決めてやろうじゃないかぐらいの勢いでした。ちなみにシステムは便宜上4-2-3-1。ただし、左の3にあたるロナウドは右のグラネロよりも高い位置を保つ事が多いです。4-3-1-2と言ってもそれほど間違いではない感じ。

序盤はリヨンも何とか対応していたものの、6分にグティからの長いパスがディフェンスラインの裏へ抜けるロナウドに渡りそのままシュート!早々とリードを奪いました。

前半レアルが完全に主導権を握れた要因として、前線からの守備があります。基本的に前の3人:イグアイン、ロナウド、カカはあまり守備をしないのですが、「守備の時はこうしろ」的な指示ではなく、「みんな攻撃好きでしょ?じゃあ、ボールを奪われてもすぐにみんなで囲んで奪い返したら、いっぱい攻撃できるよ?」的な前向きの指示があったかのように、嬉しそうに守備をしていて何だか面白かったです。結果、ショートカウンターの連続で完全に流れを自分たちのものにしていました。時折ボールを前に運ばれた時にも中盤のグティたちが献身的に守備をしていて、逆に90分体力がもつのかと心配になるくらいでした。


攻撃面ですが、4-1-4でラインを高くして守るリヨンに対して、ディフェンスラインの裏を狙った攻撃が的中したのが先制点。その後、リヨンの守備陣が後ろへの意識を強くすると、ディフェンスの4と中盤の4のラインの間を上手く使っていました。グティからのパスをラインの間で受ける、中盤のラインよりも手前で引いて受けてラインの間にドリブルで入って行く、左サイドでボールを受けて1のトゥラランをおびき寄せた上で逆サイドに展開する、などをバランスよく選択。前線の3人は個人でも試合を決めてしまえる能力の持ち主ですが、チームとしての攻撃が実に理に適ったものだった事が大きかったと思います。

しかし、多くの決定機を決め切れず、前半を1-0のまま終えてしまいます。


・リヨン

システムは前述の通り4-1-4-1。で、試合開始直後は中盤のラインをセンターライン付近に設定していたものの、裏にパスを通されて失点してからはディフェンスラインが下がりがちになり、中盤のラインと距離が開き始めます。そこをレアルに上手く使われちゃったのも前述の通り。


前半のリヨンは後手に回ってしまった結果、常に色んな場所で人が足りない現象が見られました。攻め込まれている場面で、ゴール前を固める必要から、敵のボール保持者にプレッシャーをかける選手が足りない。だからフリーでボールを出されて決定的な場面を演出されてしまう。

仮にボールを奪っても、人口密度が高い状態で周りには敵がうじゃうじゃいるのでパスの出しどころがないしパスを受けに動く選手も足りない。

仮にボールを前に運べても、深い位置まで押し込まれていたので前には選手が足りない。1トップのリサンドロ・ロペスは常に相手のセンターバックと2対1で、相手ゴール前に選手が足りないから、たまの攻撃も簡単に防がれてしまう。等等。


とはいえ、さすがに能力の高い選手が揃っているもので、前半の残り15分ぐらいは選手個々で状況への改善が試みられていました。全体の意思統一がなされていないために、それらは状況を改善する事もあり、状況を悪化させるケースもあったのですが、ともかく何とか1-0で凌いで後半へ。さて、前述した数多くの問題点を、どういう順番で解決していくのでしょうか?



■後半の両チーム

・リヨン

後半の頭から選手を二人一気に入れ替えてきました。まだ延長の可能性もあり、選手の突発的な怪我の可能性などもあるわけですが、残りの手札を一枚にしてでも勝負に出て来ました。

具体的には、センターバックと中盤の中の選手を一人ずつ下げて、4-1-4の1にいたトゥラランをセンターバックへ、新たに入れた二人を中盤の真ん中に、そして中盤真ん中にいたピヤニッチをやや高い位置に上げます。つまり4-4-1-1気味。そしてラインを前半開始と同じ位置まで上げました。


46分に、替わって入ったシェルストレムが左サイド深い位置にロングパスを出しました。これは少し長くて失敗に終わったものの、このプレイが大きかったのではないかなぁと。今までは短いパスか最前線のリサンドロ・ロペスへのパスだけ気を付けていればよかったのが、彼が入って長距離のパスをサイドに送る選択肢が増えた事で、各選手が守備時に前半ほど当たりに行けなくなったレアル。これによってリヨンが先手を取った形になったと思います。

厳しく当たりに来ない事で、シェルストレムたちのボールを保持する能力が補完され、前半のようなショートカウンターの連続を喰らわずに済みます。新しく入った二人はボールを受ける動きも上手い。そして、パスの選択があるからドリブルが活きるという、いわゆる流川理論が発動。これはバスケだけの話じゃないですよと。長短のパスとドリブルを組み合わせて、前線にボールを運べるようになったリヨン。

更に、ラインが高くなったので攻撃の開始位置が高くなったリヨン。ピヤニッチを高い位置に上げた事でゴール前のターゲットも増え、自分たちの流れに持ち込む事に成功しました。

では守備は?と言うと、ピヤニッチが4-4のライン間にパスを送る相手選手にプレスをかけて、前半のような有効なパスを出させない形。ディフェンスラインも勇気を出してラインを高く、かつ中盤のラインとの間をコンパクトに保っていたので、リヨンがボールを奪い返す場面が急増しました。前半の諸問題を全て解決しちゃったリヨンです。凄い!


そして同点ゴールは75分。リサンドロ・ロペスがゴール前で落としたボールに走り込んだのは、後半からポジションを高くしたピヤニッチ。実に論理的な帰結でありました。


これであと2点が必要になったレアルに対し、リヨンはラインを下げて守りに入ります。相手がセンターラインを越えた辺りでピヤニッチがプレスに行く感じ。そこから攻め込まれたら、ピヤニッチを中盤のラインに吸収して4-1-4或いは5-4で守るリヨン。更に時折、攻撃も忘れませんよという姿勢も見せるのでえげつない。結局このまま1-1で試合を締め括る事に成功しました。



・レアル・マドリード

後手に回ってしまったレアルですが、数日前に大活躍したファン・デル・ファールトを投入して流れを引き戻しにかかります。相手の中盤に喧嘩を売るこの選手交替でそれなりに状況は改善できたものの、流れを取り戻すまでには至らず。

同点にされた事でラウールを入れて、敢えて言えば2-4-4のような形になったレアル。4トップの位置取りは、ロナウド:お好きなところにどうぞ>ラウール:真ん中>イグアイン:できたら右で>ファン・デル・ファールト:空いている場所に行って下さい、といった優先順位。でも、守る側からすれば、選手が入れ替わるだけで結局4トップでしょ?と。ゾーン重視で5バックで守りますよと言われちゃうと打つ手がないレアル。ファン・デル・ファールトの献身性や技術の高さも、ラウールの戦術眼も得点力も活かせない展開だったのが辛いところで。

もともと、シャビ・アロンソとマルセロが出場停止、ベンゼマが怪我と、攻撃の手駒がかなり制限されていたこの日のレアル。シャビ・アロンソが使えたらセンターバックを一枚削って投入→セルヒオ・ラモスをセンターバックに→ラスを右サイドバックに、なんて選択もあったでしょうし、周りを活かせるベンゼマをイグアインに替えて投入もできたでしょう。最後の三枚目の交替で入ったディアラは、マルセロがいたら必要のない交替だったでしょうし。その他、ファン・ニステルローイを1月に放出しなかったら...とは多くの人が思った事でしょうが、現実は無常。これで6シーズン連続1回戦敗退となりました。



■試合を振り返って

・リヨン

とにかく最初から最後まで、「90分で1点取る」という戦略が揺るがなかったのが勝因かと。ピュエル監督はいい仕事をしましたね。

この人はリールの監督時代から隙のないチーム作りをしている印象がありますが、あまり試合を観た記憶がないのが残念なところ。唯一記憶に残っているのは、何年か前のCL決勝トーナメント1回戦で、マンチェスター・ユナイテッドを相手に本拠地で優位に試合を進めながらもギグスのフリーキックで敗れた試合。主審の笛が鳴る前に蹴るのは反則という意識のフランス勢と、隙があればいつ蹴ってもOKというイングランド勢との違いが試合結果にそのまま反映されてしまい、物議を醸したという記憶があります。長々と見続けていると、色んな事がありますね。


・レアル・マドリード

戦術的には、前半の決定機を外し続けたのが敗因という事になるのでしょう。決めるべき時に決めておかないとしっぺ返しを喰らうという感じ。ただ、戦略的に考えると、難しい試合だったのは分かりますが、プランを決め切れなかった事が敗因かなぁとも思います。

具体的には、「3点取って勝つ」という方針で良かったのではないかと。もちろん、なかなか点を決められなかったり(現にそうなった)、あるいはリヨンに2点取られたら方針がおじゃんになるので、リスクといえばその通りですが。ただ、ビジネスなどでも言える事ですが、リスクをかけることでプランの成功率は上昇するんですよね。だから、例えば監督が陽気なブラジル人のノリで「あと2点取って勝とうぜ」とか言って後半に臨んでいれば、展開は違ったかもしれません。仮に後半の頭にもディフェンスラインの裏へのパスを出せていれば、相手のトラウマを引き出して先手を取れていたかもしれませんし。

おそらく、前半にあれだけ決定機を外していた事で、監督としてもあと2点を取れる自信が揺らいでいたのでしょうし、前半のリヨンの様子を見る限りでは失点の危険もなさそうで、つまり「このまま行けば、何とか2-0で勝ち抜けられるんじゃないかな」という考えに流れてしまったのでしょう。リスクを避けて選択肢を残したままにしておく事で、結果は中途半端な気持ちで後半に臨んでしまった事が、厳しいようですがペジェグリーニ監督の敗因だったのではないかなと思ったのでありました。主導権を握って結果を出せるチームを作る能力は相当に高い監督ですが、つまりリーグ戦では適任だと思うのですが、一発勝負に関してはどうなんだろう?という印象が、結局変わらなかったのが残念でした。



■まとめ

CLの決勝の舞台は、毎年持ち回りで決まります。そして、決勝が本拠地で行われるチームは、その決勝に臨む事ができないというジンクスがあると聞きました。しかしながら、仮に本拠地で優勝するという漫画のような展開を成し遂げるチームがあるとすれば、それはレアル・マドリードかなぁとも思っていました。総額で300億とも言われる今シーズンの補強費は、本拠地での優勝という目標があってこそ費やされたものだけに、今後は監督も選手も相当に批判をされそうです。

一方、彼らの永遠のライバルのバルセロナですが、本拠地で行われる決勝でライバルが優勝するという、漫画のような最悪の展開を目の当たりにせずに済んだのが10年前。そして今年、逆の事を成し遂げるチャンスが巡って来ました。ただ、仮に数日後に行われる1回戦を勝ち抜けたとしても、その先には、昨年決勝トーナメントで破った4つのクラブ:リヨン、バイエルン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドが、てぐすねを引いて待ち構えています(チェルシーのみ、まだ4割弱ほど敗退の可能性はありますが)。レアルのサポーターには申し訳ないものの、野次馬的には、とりあえずバルセロナには準決勝までは残ってもらって、スペイン内外を色々と盛り上げて欲しい気もするのですが、どうなるのか今後が楽しみですねと、そんな感じで。



以上、今日はこれにて。


テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

自身も悲観すればよかった(BlogPet)

きょうJFKは、自身も悲観すればよかった?
それでBKOは創造するはずだったの。

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

最近読んだ漫画の話その5

ついでに、取り上げる候補だった作品の中から幾つか、簡単に。


・久慈光久「狼の口 ヴォルフスムント」(BEAM COMIX)

中世のスイスを舞台にした作品で、書店で見た宣伝文句「ベルセルク、ヴィンランド・サガなどが好きな人にオススメ」はハードルが高すぎるものの、なるほどとも思いつつ。第一話の締め方でやられたなぁという感じを受けました。

まだ1巻で、どこまでを見通して描いておられるのか分からないのですが、大まかな部分に対しては特に不安もなく。後は細かい部分で多少の遊びを覚えたら大作になる可能性は充分にあると思うので、このまま頑張って欲しいものです。


・柳原望「高杉さん家のおべんとう」(MFコミックス)

事故で親を失った中学一年生の少女と、そのいとこを引き取る事になった31歳のオーバー・ドクターの青年が、主にお弁当を介して絆を深めていく物語。ほのぼのとした雰囲気ですが、大学内での会話などが妙にリアルで、主人公が専攻する地理学の要素が上手く作品内で活かされているのが印象的でした。

こちらもまだ1巻で、ほどなく物語が動き出す事になるのでしょうが、少女の成長とともに二人の関係がどう変化して行くのか?という大きな流れとともに、各話で出てくるお弁当の話にも期待しております。


・岩岡ヒサエ「ねこみち」(ねこぱんちコミックス)

どうやら「ねこぱんち」という雑誌があるみたいですが、何とも凄い名前ですにゃー。さて、夫婦と一人息子の三人家族の家に猫がやって来たことから始まる本作ですが、この作者の世界観はやはり独特だにゃあと思いつつ。猫にまつわるエピソードを織り込みながら、家族を多方向から描写していているのが上手いですにゃ。

不思議にゃのは、設定としてはとてもリアルなのに、「オトノハコ」などもそうでしたが雰囲気としてはファンタジーとしか思えず、それでいてやはりリアルに読み手に迫って来るものがあります。本作はこれで完結していますが、特に「土星マンション」の続編を、ひたすら楽しみにしておりますにゃ。


妙な言葉遣いが一部で見受けられますが、そんな感じで今日はこれにて。


テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

最近読んだ漫画の話その4

もうちょっと続けてみようという事で漫画の話。先頃3巻が出た吉田秋生「海街diary」(小学館フラワーコミックス)について。古都・鎌倉の一軒家に住む三姉妹に異母妹が加わって始まる四姉妹の物語。

本作は、かつての「ラヴァーズ・キス」(小学館文庫)と重なる部分があって、基本的にはパラレルな関係だと思うのですが、視点が違うと同時に作品世界の空気にも違いがあります。80年代後半~90年代半ばのあの雰囲気は今では肌から遠くなってしまい、本作は間違いなく今世紀の物語になっています。

そうした時代の空気に加えて、この作品は各話のタイトルや登場人物たちのバックで描かれている風景などが、現実の鎌倉の町へと読者を誘いかけている雰囲気があります。週末にふらっと旅立ちたい気持ちになりますね。


さて、また少し話が大きくなりますが、漫画という文化は既に爛熟期を迎え、新たなニッチを見付けては更なる充実が試みられています。漫画で描かれるテーマのほとんどは既に名作が厳然と存在して、同じテーマの作品はその名作の存在を前提に話が進められています。

今までバックグラウンドという事を書いて来て、つまり漫画にも前提知識を多く必要とする時代により近付くのではないか?そして内容が(テーマではなく複合的な意味で)高度で子供には手を出しにくい作品と、子供向けの作品に二極化するのではないか?という漠然とした疑問がありました。

しかしながら、本作を「ラヴァーズ・キス」を念頭に置きながら読んでいて思い出したのは、そうした難しい事を知らなくても充分に楽しかったなぁという記憶であり、未知の事を認識した時に時系列を遡行して名作を体験するワクワク感でありました。後者は例えば「BANANA FISH」からサリンジャーに興味を持つといった流れですが、そうした扉はいつでも開かれていて、読者は好きな時に好きな作品のバックグラウンドを好きなだけ楽しめば良いわけで。そしてその辺りが、遅くとも70年代頃には円熟期を迎えていた感のある漫画文化が、今でも定期的に名作を輩出できている要因の一つなのだろうなと、そうした事を考えていたのでした。


少し本作の内容に関係のある話に戻すと、先日、J1大宮アルディージャの塚本選手(24)が骨肉種と診断されたというニュースがありました。本作でもサッカーの才能に恵まれた少年に骨の病気が見付かるのですが、タイムリーな話だけに、それについて少し考える事がありました。井上雄彦「リアル」(集英社ヤングジャンプコミックス)の戸川なども同じ病気だったと思いますが、wikiによると最近は四肢を切断せずに腫瘍を取り除く事も可能になって来ているそうで。自分に何ができるわけでもなく、意識としての問題でしかないといえばその通りですが、作品を通してそうした事がより近しいものとして意識されるその事を、これからも大事にしたいなぁとか思いつつ。


なかなか上手くまとまりませんが、そんな感じで今日はこれにて。


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BKOもほしいかな(BlogPet)

JFKは現代がほしいな。
BKOもほしいかな?

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。