戦争と天皇と三島由紀夫

無事に新年を迎える準備も終わったので、本の感想を書いておきます。今日読み終えた「戦争と天皇と三島由紀夫」(朝日文庫)について。

以前に「ダブル村上」の感想を書いた時に三島さんに少し言及したのですが、それ以来、かの事件について時折考えていただけに、タイトル買いをしたものです。


内容は、保阪正康氏が、半藤一利・松本健一・原武史・冨森叡児の各氏と行なった対談をまとめたもの。対談が行われたのが2005年という、皇室典範の改正や女性天皇などが議論になっていた時期なので、それを反映した内容になっています。

正直に言って、タイトルと内容はあまり関連していません。そして、読み終えた時の感想は、「やはり自分は保守寄りだな」という事。なので、以下についてはそれを前提に読んで頂ければ幸いであります。で、各論。


半藤氏との対談では、昭和天皇と二・二六事件についてが主な議題でした。冒頭から「天皇は大元帥として軍を統帥する事が明治憲法や皇室典範以前に定められていて、故に男性に限ると規定され、それが戦後も残ってしまった」という主張が提示されていて違和感を感じたのですが、その理屈の先には女系の皇位継承を認めるという流れが見える事が一点。それと、江戸時代以前の事例を全て無視しているように思える事でしょうか。

念のために書いておくと、自分は女系の皇位継承はできれば避けて欲しい派でありますが、意見が違うから文句を付けているわけではありません。上記の二点については、前者はミスリーディングを意図的に誘っていると言われても仕方のないような論立てを行なっている事。後者は要因を単純化し過ぎている事について(その結果が前者に繋がる)、疑問を感じる次第であります。

とはいえ、気になった瑕疵はその程度で、全体としては考えさせられる内容で面白く読めました。彼らの意見をそのまま鵜呑みにする人でもなければ、普通に楽しめるのではないかと思ったり。


松本氏との対談では、三島さんについてこの本の中で唯一深く追求しています。ただ、その追求は政治的なものばかりで、文学的な深みは感じられなかったのが残念なところ。政治的にも文学的にも(欲を言えば人間的にも)といった多方面からのアプローチを同時に試みる方がもっと増えて欲しいものです。

まだ考えを詰める部分がたくさん残っていますが、文学的にも政治的にも共通して言える事は、三島さんは伝統を継承し次の世代に伝える事に限界を感じた、というか。細かい点で違いは多々ありますが、継承の時点で既に容量オーバーで、それが自己に対しての諦観に繋がり、更に下の世代へは憤りを覚え、ただ、あの行為そのものは完全に意識的な、再生を確信した人のそれであったような。個人的には、三島さんが確信していたであろう再生の対象が、どうも国家に関する事よりも個人に関する事の方がしっくり来る印象があって少し悩んでいるのですが、これ以上は読む人によってはオカルトっぽく受け取られかねないので以下略という事で。


そういえば、うろ覚えですが、ドナルド・キーン氏が川端さんのノーベル賞について、
・受賞するだけの実力は勿論ある
・しかし三島さんこそ受賞すべきで、川端さんもそう思っていたはず
・この判断は、各地域持ち回りで受賞者が選ばれるという状況を前提にしている
・三島さんが選ばれるにしても、それは少なくとも十数年は先になってしまう
・これを契機に三島さんは「楯の会」にのめり込んで行く
といった事を書いていた記憶がありますが、これもどう解釈するか難しいところで。

川端さんと三島さんを比べると、目に見える事を文字で書いて表現する点では三島さんの方が上という気がして。何というか、川端さんは三島さんよりも隙があるというか。ただ、あくまで個人的な印象ですが、文章という点では、つまり行間といった文字そのものだけではない要素を加味すると、これは川端さんに軍配が上がるような。それに加えて、三島さんには見えないものが川端さんには見えていて、それが作品の中で果たす役割が決定的だったりして。

三島さんは、見えていない事は分からないものの、自分には決定的に何かが足りないとは気付いている。だから余計に自分の見えるものに拘泥しながら、最悪(*)自分には分からなくとも自然にそれが身に付く事を願い、そうした指摘を待っている。これは、自分を認めて欲しいという露悪的な感情とは少し違っていたのではないかと思っていて、その辺りも含めて、突き抜けられない印象が残る、とか。。。

別次元に突き抜けていた川端さんと比べるのは酷かもしれませんが、そんな感じで個人的には昔から川端さんの作品の方が好きでありました。ただ、確かに三島さんの熱心な読者ではありませんでしたが、読む時にはまずその長所を味わいつつ、至らぬ部分を笑って(下品な嗤いにならぬ程度に)楽しんで来ましたし、これからも読まれ続けて欲しいと思う今日この頃なのでありました。っと強引にまとめておきます。


で、ちょいと余談が過ぎたので、以下は少し簡単に。原氏との対談は、自分と考えが違う部分が多かった印象です。簡単に2点だけ。

まず、天皇(陛下)が行なう祭祀について、もっと情報公開をして門戸を開かないと(p.164)、という意見について。これはかなり難しい問題で、彼らのように祭祀の意義を基本的には重視しない方が大半なのかもしれませんが、短視眼的な因果律のみではこうした行為の是非は判定すべきではないですし、そうした曖昧な伝統は、積極的に変更なり廃止なりを検討するだけの状況でもない限りは外部から手を加えない方が良い気がするという意味でも、公開の意義を見出せないのが個人的な意見です。

それともう一つ。

 いまの天皇夫妻が、本人たちの意図とは別に、天皇制の方向を大きく変えるように進めているのではないかと言ったのは、お二人がお祭りを熱心にやればやるほど、皇居の内側と外側のギャップというのはどんどん広がっていくからなのです。

 つまり皇居の外側ではもう戦前ではない。「建国記念の日」「春分の日」「秋分の日」「勤労感謝の日」などがそもそもどういう日だったのか、すっかり忘れられているわけですから、そうした日に天皇が皇居の内側でお祭りをやっているなんて誰も知らないですし、万世一系の神話なんてもうとっくに崩れている。「国体」なんて言葉は死滅している。歴代の天皇を全部暗唱できる人間なんていうのはもうほとんどいません。昭和一ケタぐらいの人はいるけれども、その世代はどんどん亡くなっていく。そうすると、天皇夫妻がやっていることは、実は時代に逆行しているように見えなくもない。
(p.170~171)


面倒なので詳しくは書きませんが、この辺りの断定はちょっと厳しい。一つだけ戯れ言を言うと、自分は歴代天皇を暗唱できますけれども、まぁそれはそれとして。

この後に、皇太子ご夫妻は外に内をあわせるやり方を指向しているという指摘が、それを肯定する雰囲気でなされています。でも、これもかなり難しい問題で、原氏も少し言及しているように、天皇制の崩壊に繋がる危険性が潜んでいるだけに何とも言えない感じです。


話ついでに、保阪氏が対談相手に限らず述べておられる「昭和天皇は天皇制下の民主主義を実現しようとしたが、結果的にはその戦いに敗れ、民主主義下の天皇制になって今に至る」という意見について。現実にはそんな感じなのでしょう。ただ、それを認めるのはちょっと危険な香りがするような。

少し話が変わりますが、会社は株主のものだという風潮が昨今は大きいですが、それはそれで良いとして、問題なのは株主「だけの」ものと意識する人が多数出て来る事で。株主は会社に対して何をしても良いといった極論を当然のように述べる方がもてはやされていましたが、それと同じ違和感を感じるのであります。

民主主義の下で天皇制があるのだから、という事を手がかりに、国民の総意(**)ではないから廃止しろとか、そうした意見は相手をするのが面倒なだけに、「民主主義下の天皇制」という認識はあまり広まって欲しくない気がするのでありました。

関係ないですが、「天皇の存在意義なんてないでしょ?」なんて言っている方を見ると、昔の漢文で習った話を思い出します。帝堯の時代だったか、「オレが平和に楽しく生きてるのは帝のお陰なんかじゃね~よ」なんてうそぶく老人のお話。ま、それだけ今の日本は平和だという事なのでしょう。


最後の冨森叡児との対談については特に目新しいものはなかったというか、オーソドックスな感じでした。戦後の総理を中心に政治家について述べておられます。


以上、思ったより長くなりましたが、これにて。
読んで頂いてありがとうございました。



付記
(*)後日「最悪」を挿入。
(**)後日、変換ミスを訂正。相違→総意。


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もしも政治家がドラクエの職業だったら・・・(BlogPet)

BKOの「もしも政治家がドラクエの職業だったら・・・」のまねしてかいてみるね

*「ときのすな」とうべんをおぼえられた!3.BKOはれんぞくとうせんに手に入るお金が増える)5.BKOはぎいんりっぽうをおぼえた!3.BKOははつとうせんに手に入るお金が増える)

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

もしも政治家がドラクエの職業だったら・・・

*「おお BKOよ せいじかになるとは なさけない・・・」


1.BKOは はつとうせん になった!
BKOは やじ をおぼえた!!
(「おおごえ」と同じ効果)

2.BKOは れんぞくとうせん になった!
BKOは かお をおぼえられた!!

3.BKOは きたいのわかて になった!
BKOは ねる をおぼえた!!

4.BKOは ちゅうけんどころ になった!
BKOは ぎいんりっぽう をおぼえた!!
(「ラリホーマ」と同じ効果)

5.BKOは はばつリーダー になった!
BKOは かねあつめ をおぼえた!!
(戦闘後に手に入るお金が増える)

6.BKOは とうさんやく になった!
BKOは じょめいしょぶん をおぼえた!!
(「ザラキ」と同じ効果)

7.BKOは そうさいこうほ になった!
BKOは こっかいとうべん をおぼえた!!
(「パルプンテ」と同じ効果)

8.BKOは そうりそうさい になった!
BKOは かいさん をおぼえた!!
(「ときのすな」と同じ効果)



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ビジャレアル×バルセロナ

年末を迎えて慌ただしくなって来ていますが、せっかく観たのでビジャレアル×バルセロナ戦について簡単に記録しておきます。


・開始直後

どちらのチームも基本的にポゼッション指向で、かつリードを奪ったら引いてカウンターでも充分の形に持ち込めるだけに、お互いに相手に主導権は渡さないという意志が強く窺える緊張感溢れる立ち上がりになりました。イマイチ緊張感に欠けた感のあったCWC決勝とは大違い、というと語弊があるかな?


話ついでに脱線しますが、CWCはマンチェスター・ユナイテッドが筋書き通りにプランをこなして優勝したという印象ですが、ちょっと選手の気持ちを感じる場面が少なかったのが気掛かりです。CWCは親善試合程度の扱いで、本番はプレミアという割り切り方は確かにその通りなのかもしれませんが、一度緩めた気持ちを再び盛り上げるのはなかなかもって難しいわけで。。

最近のプレミア・リーグは、上位2チームに少し足踏み傾向が出て来てアーセナルは下降気味と、マンUに有利な流れになりつつありますが(頑張れヴィラ!)、このままだと大一番をあっさり落としそうな気配もあるだけに、監督がどこまで選手を鼓舞できるのか、楽しみにしております。CLもヤバそうな気がしますが、相手が大一番でやらかす印象の強いインテルだけに、色々と面白そうです。

ちなみにCLではバルセロナはリヨンと対戦とかで、当たって欲しくなかったので敢えて触れなかったのに...。でも、スタッド・ジェルランで行なわれる第一戦はかなり楽しみだったり。ビジャレアルはパナシナイコスを引き当ててラッキーという意見が多そうですが、テン・カーテ監督の存在が不気味に楽しみです。


で、話を戻して。



・ビジャレアルの守備

お互いに高い位置からプレスを掛け合う緊張感溢れる立ち上がりでしたが、逆にそれが選手を急かす事になったのか。ボールを取ったら遮二無二責め急ぐ事で雑なプレイが目立ち始めた両チーム。で、実際に剣を交えて「これなら大丈夫」と判断したのか、それとも「このまま斬り合ったらやられる」と思ったのか分かりませんが、ビジャレアルが少し引いて受ける展開になりました。


ここでクラシコでのレアルの守備を振り返ってみると、マルケスとトゥーレ・ヤヤをマークしてプジョルにボールを持たせる形で、以下スペースを埋めてパスカットを窺う守り方でした。で、フリーになったプジョルや、中盤でボールを拾ったヤヤ、アビダル辺りが縦へのドリブルを見せる事でチャンスに繋げていたわけです。これは普段のバルセロナの攻撃に比べると怖さは減るものの、とはいえ万が一の可能性もあるわけで。ペジェグリーニ監督はその辺りを嫌ったのかもしれません。


ビジャレアルの守備は、基本的に最終ラインは放置。ブスケスにはボールは渡しても良いけどそれ以上は自由にさせないように。シャビが中盤の底に降りて行っても付いて行って、彼にはボールをなるべく渡さない様に。第一目標は中盤の前と後ろでバルセロナを分断する事で、プジョルなりがドリブルで前に出てくればその時にはきっちり潰す。後は上手くスペースを消してロングボールをカットし、もしも相手の前線にボールが渡った時には味方が守備を整える時間を稼ぎ、引きこもる。

つまり、自陣からの距離に比例して守備のタスクを上げるという、何とも理論的な守備でありました。レアルの守備に比べると最終ラインからロングボールをフリーで蹴らせるわけで、その点では劣りますが、逆に不用意な中央突破を許す可能性となるとレアルよりも遥かに低いと。バルセロナの前線は高さを誇る選手があまりいないだけに、この選択はとても納得できるものでした。

また、そうした監督の意図をしっかり理解して、序盤のイケイケ状態を試合の途中で変更し、場面場面で最適なプレイを試みていた(スペースを消すのかボールホルダーに向かうのか、等々)選手たちの動きが素晴らしかったです。前半は0-0でしたが、とても面白い試合でした。



・そして後半

始まってすぐの時間に先制した事で余裕が出たのか、ポゼッション指向を強くするビジャレアル。前半の様な割り切り方で守備をすると90分持たないという事なのかもしれませんが、変な場所でボールを奪われるのを避けようと無理攻めはしなかった前半と比べて、中盤のケアが少しずつ疎かになって行く印象でした。

バルセロナの2得点はいずれも右サイドからのクロスに合わせた形で、セットプレイのバリエーションも含め、困った時でも得点の型を持っている事が今の好調を支えているのでしょう。ただ、ビジャレアルが前半の戦い方を90分間遂行できるチームだったらどうなっていたか?リバプールやユベントス相手の試合があれば面白そうです。


関係ないですが、少し前に05-06シーズンのクラシコを観て以来、昔のビジャレアルの試合をもう一度観たいと思っています。と言うと繋がりが謎ですが、ロナウジーニョがオーバーヘッドを決めた試合(4-0の4点目だったか?)、それからジダンのホーム最終戦(リケルメとユニフォーム交換してたような)辺りを観たいなと。で、いずれも相手は確かビジャレアルだったと思うので・・・(サポの方すみません...)。

最近のシャビ辺りも観ていて飽きない選手ですが、やはり好調時のジダンやロナウジーニョは、試合とは別にその選手だけを観ていても飽きないプレイヤーだったなぁ、と。そんな事をふと懐かしんでいる今日この頃なのでありました。



以上、今日はこれにて。
読んで頂いてありがとうございました。



テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

ガンバ大阪×マンチェスター・ユナイテッド雑感(BlogPet)

BKOの「ガンバ大阪×マンチェスター・ユナイテッド雑感」のまねしてかいてみるね

クラブワールドカップ準決勝の再放送が指摘される試合勘が素晴らしいシュートでは予想を言えば、1点取って試合ごとに行く姿勢を見せて、序盤は。

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

ガンバ大阪×マンチェスター・ユナイテッド雑感

クラブワールドカップ準決勝のガンバ大阪×マンチェスター・ユナイテッドの試合について、簡単に幾つか。


・結果について

ガンバが勝つとは思っていなかったし、結果よりも内容だとは思っていましたが、1-5になった時にはちょっと辛い気持ちでした。いくら内容重視でも、あまりに大差だと慰めにもならないわけで。1点取っただけで持ち上げる実況の姿勢には腹立ちを通り越して唖然としていたのですが、そうした褒め方は侮辱以外の何物でもないと知っていて(知らぬわけはないでしょう)なおこの報道姿勢とは。本気で気分が悪くなりかけました。

で、遠藤選手のPKの直前からは祈るような気持ちで、目にものを見せてくれと願いながら正座して観ていましたが、コロコロではないにせよ素晴らしいPKと、ロスタイムとはいえ橋本選手の素晴らしいシュートで3-5にまで戻してくれたので、少し溜飲が下がる思いでありました。欲を言えば、もっと競った展開で点が欲しかったとは思いますが、最後まで前に向かう姿勢を崩さなかった選手たちに感謝したいです。


・マンUについて

ベルバトフがいない状態ではルーニーの存在感が大きくなる事を確認した試合というか。激しいプレスもかけず流している部分があったので決勝の予測は難しいですが、優勝した昨シーズンのプレミアでもルーニー不在の時には攻撃の迫力が下がる印象だっただけに、彼を投入せざるをえなかった監督の本音を伺ってみたいところです。

決勝の相手はおそらくリバプールばりのプレスを仕掛けてくると思われますが、序盤はロングボールを多くするのか、それともパスを繋いでくるのか?先発メンバーの希望はルーニー、テベス、ロナウド、朴、キャリック、フレッチャー、あと4バックとキーパーという感じかなぁ。テベスの試合勘が少し心配ですが。途中からギグスとスコールズが出て来るのを楽しみにしています。


・ガンバについて

三位決定戦も頑張って欲しいところですが、日程的な影響がどう出るのか?早めの先制点で試合の主導権を握れる展開にしたいところですが、今日と同様に最後まで点を取りに行く姿勢を見せて欲しいものです。二川選手の回復に期待したいですが。。。

チームとしては、アデレード戦についてattacking phase(祝・復活!)で「チームとして複数のシステムを用意しておくことの重要性」が指摘されていますが、試合ごとに選手が違う位置で違う役割を果たせているのが素晴らしいですね。

この試合では遠藤選手がボランチで右サイドに橋本選手、左サイドにルーカス選手という形でしたが、決勝ではどんな形になるのか?こちらは予想をせずに当日を楽しみに待ちたいと思います。


・遠藤選手のPKについて

先日、クラシコ前に0506シーズンの再放送があって、ロナウジーニョがドリブルから2点を取ってベルナベウで拍手される試合を観ていました。で、一対一の場面で流れるように、ともすれば簡単にボールを取れそうな相手に無抵抗で抜かれてしまったように見えてしまう場面を観ていて、武道の達人の所作とかを連想していたのですが。

この日の遠藤選手のPKも動きが実に自然で、確かにこの人は職人的な要素があるなぁ・・・などと思っていました。内田先生に何か書いて頂きたいところであります(笑)。


・実況について

ふと思ったのは、基本的にやっぱり読売って上から統制したいのかな、とか。ストーリーを作って試合が予定通りに進めば嬉しいな、的な空気を実況から感じていました。あと、イマイチ役に立たない気がするデータばかり良く調べてるなぁ・・・とか。

で、今日の面白発言。→「サイドバックのテベスがここまで上がって・・・。」(笑)

あと、先日のガンバの初戦は(鬱陶しくなって)途中から副音声にしていたのですが、英語でも"wide open"って言うんだな~と。WOWOWの専売特許ではなかった模様です(笑)。アメフト用語と思っていましたが、案外他のスポーツでも使われている表現なのかもしれませんね。



以上、今日はこれにて。
読んでいただいてありがとうございました。


テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

クラシコ雑感

ちょいと風邪をひきかけたりで最近更新が滞っていましたが、とりあえずクラシコについて書いておきます。ちなみに、風邪はビール飲んで治しました(笑)。以前にも焼肉を食べてビールを飲んだらお開きの頃には治っていた事がありましたが、自分の身体とはいえ変なものであります。



・レアル・マドリードの守備

基本的にはディフェンスと中盤で4-4のラインをコンパクトに保つ守り方でした。この2ラインの絶妙な距離感を維持し続けて、80分過ぎまでバルセロナを無得点に抑えたのだから大したものです。惜しむらくはチャンスでドレンテが決めていれば・・・という感じでしょうか。ワンチャンスをものにしたバチスタの再現とはならなかった辺りがちょっと面白い部分です。


守備についてもう少し書き留めておくと、試合開始の時点ではイグアインがトゥーレ・ヤヤを、ラウールがマルケスを見る形でした。あと書くのを忘れてましたが、メッシ対策でセルヒオ・ラモスを左に持ってきたファンデ・ラモス監督でした。

で、ボールがなかなか前線に届かない事で、プジョルの攻撃参加が始まります。これに対しては自陣に残ったマルケスを捨ててラウールが戻って対応したのですが、ヤヤのマークを引き継ぐ事でところてん式にイグアインを押し出してプジョルに付かせるパターンと、ヤヤとプジョルはイグアインに任せて中盤のラインに参加して、ガゴを2ラインの間に押し出して4-1-4で守るパターンがありました。

ただ、後者の狙いはより強固な守備体制の構築というよりも、ガゴをフリーにする事でセルヒオ・ラモスを助けやすくするという、要するにメッシ対策の側面が強そうな感じを受けました。


短期間でできるのは守備の再構築という事で、かなり守備的な戦い方だったレアル。この試合はこれで仕方がないとして、この路線でサポーターが不満を持たないとは思えないわけで、今後の新監督の手腕に期待しております。でも、この路線がOKならCLで上の方に行けそうな気がする辺りが難しいところですが。。。



・バルセロナの弱点

守備の面では何といってもアウベスの後ろのスペース。右のセンターバックがマルケスでは(組み立ては良いけど)カバーの点で不安が残るだけに、高い位置でボールを奪って左サイドに直接出してカウンターとか、ヤヤの横のスペースで中継して左サイドから崩す形などは、CLでも狙われそうです。

ちなみに、他のスペイン勢がみんな2位通過だったので、CLで対戦する候補はチェルシー、インテル、リヨン、アーセナルの4つに絞られるみたいで。本命インテル、対抗チェルシーって感じに捉えています。


攻撃面で気になるのは、縦方向へ抜ける動きとターゲットが少ない事でしょうか。ま、ジュリとラーションを思い出すのは後ろ向きだとして。後は、この試合のように中盤の底にまでシャビ、グジョンセン、メッシ辺りがボールを貰いに行かざるをえない展開になった時にどうなるのか?

ただ、それらをカバーする意味もあってか、セットプレイの練習は色々としているみたいですし、この試合でも先制はコーナーからだったので、上記の守備面の弱点ほど今の時点では目立っていない感じです。CLでイタリア勢やアーセナル以外のイングランド勢とどう戦うか、でしょうね。案外、リーガ独走でCL敗退なんて展開がありえるだけに・・・。


総合的には、05-06には及ばないものの、04-05の域には近付いている感じを受けましたが、後は日程次第、相手次第でしょうか。ビジャレアル戦で上位対決はひとまず終わりますが、1月には国王杯のアトレティコ戦、2月にはCLも再開されますし、4月にまた上位の潰しあいがあるので、ピークをどこに持って来るのか難しそうです。



といった感じで、今日はこれにて。
読んでいただいてありがとうございました。


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パス(BlogPet)

JFKが理解したよ♪
でも、パスされた。

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。

サッカーの怖さ連発の週末

最近は結果を知ってから見る試合を選ぶ事も多いのですが、そんな事ではサッカー観戦の醍醐味が半減だと主がお怒りになられたのでしょうか?という事で、仏教徒にまで手を差し伸べて下さる主の御心の深さに感激しつつ、ちょいと記録的に残しておきます。



・その1:千葉 vs F東京

始まりは千葉。残留ラインの15位磐田、入れ替え戦の16位ヴェルディとはいずれも勝ち点2差という苦しい状況で迎えた最終節。残り20分の時点で0-2敗色気味の展開から、74分新居、77分谷澤、80分レイナウドと6分間で3得点。まさに「チバプール」の名に値する奇跡の再現で、最終節黒星の2者を一気に抜いて残留を確定させたのでした。土曜日の夕方の事です。


・その2:ビジャレアル vs. ヘタフェCF

そして数時間後。日本時間で土曜深夜28時。バルサに引き分けレアルを破ったヘタフェが前半で3点のリード。しかしハーフタイムでチームを立て直すのが上手いペジェグリーニ監督がこの試合でも健在だったという事か。85分に遂に同点に追いつき、なおも勝ち越しを狙うも決め切れず。ヘタフェは強豪5連戦を1勝2敗2分けで乗り切りました。ビジャレアルはバルサとの勝ち点差が6に広がるも、何とか2位はキープ。

ちなみに、同じく土曜深夜28時。スポルティング・ヒホン vs. アトレチコ・マドリッドは2-5。先制されるもすぐさま取り返し1-3とリードしたものの次の1点を先に取られ、展開次第ではお歴々の仲間入りも充分にありえたアトレティコは、何とか突き放して勝利。独走のバルセロナを追いかける第二集団に追いついた形です。


・その3:エヴァートン vs. アストン・ヴィラ

日本時間で日曜深夜25時。93分に2-2の同点にされてしまったヴィラですが、94分。ラスト1プレイでアシュリー・ヤングが決めて劇的な勝利。以上の4試合は結果を知ってからダイジェストを見たのですが、何も知らない状態で堪能したかったものです。


・ラスト:レアル・マドリッド vs. セビージャFC

最後は、日本時間で月曜早朝5時。この試合は何も知らない状態で何とか見ました。途中、組織って何?的なカオス状態に陥ったりで眠くなる場面もちらほらありましたが、展開は熱い。セビリアが早々に先制するもレアルはグティ→ラウールで同点に。しかし、必死さは充分に伝わって来るものの、組織的にボールを前に送れず個人技剥き出しのレアルは残念ながら報われず、逆に2失点を許して前半は1-3。

で、リードしたので引いたセビリア。困ったら取りあえず前に蹴ってカヌーテさん頑張って状態という手の抜きようを見て、去年のフェネルバフチェ戦を思い出して心配してたら予感的中。選手交替の影響か、後半は組織的な動きが見られるようになったレアル。で、えげつない個人技の威力も健在だったので、たちまち同点に。残りは20分。

追いつかれて危機意識が出たセビリアは必死に守るも、逆転は時間の問題かと思っていたら、何故かロッベンが退場。足の裏を見せたプレイで2枚目のイエローかと思っていたら、スポーツナビによると審判への抗議が原因だとか。どっちにしても良く分からない判定で流れがたゆたう。

打ち合いになった試合に終止符を打ったのは、カヌーテからのクロスを頭で決めたレナト。ハイボールを献身的に競り合い続け、最後は丁寧なクロスで得点をアシストしたカヌーテさんが報われた瞬間でもありました。3-4の勝利でセビリアはバレンシアと勝ち点で並ぶ4位に浮上。レアルは5位に転落で、6位のアトレティコとは勝ち点2差、首位のバルサとは同9差の状態でクラシコを迎えます。。



・おまけ:上記のチームを尻目に、気持ちよく勝利した2チーム。

日本時間で日曜早朝6時。FCバルセロナ vs. バレンシアCFは4-0。上位陣の星の潰し合い月間(アトレティコのみ別なのは何故?)で一人星を掻き集めるバルセロナ。バレンシアの試合は全然見ていませんが、何となくベニテス時代に近い感じかなと楽しみにしていたのに、守備が中途半端で残念でした。盾か矛かという試合にならなかったのは残念ですが、次節のクラシコでは矛と矛の殴り合いになりそうで、とても楽しみです。とか言ってたら、シュスター監督がヘタフェ時代の盾を持って来たりして(笑)。

で、そのバレンシアとUEFAカップで17日に対戦するのがこちら。日本時間で土曜深夜27時。サンテチエンヌ vs. ルアーブルは2-0。今季初めてのフル出場で、動画で見る限り調子も上向きみたいで何よりです。先制点に繋がったヒールパスも良かったですが、前半の左足ミドルとかが増えて来ると頼もしいですね。



以上、今日は軽めにこの辺で。
読んで頂いてありがとうございました。


テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

JFKは主張したいなぁ(BlogPet)

JFKが発言者を影響したいです。
だけど、JFKは主張したいなぁ。

*このエントリは、ブログペットの「JFK」が書きました。